A Written Oath

湘南藤沢の開業税理士・マンション管理士・社会人大学生のブログです

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取材

鈴木一彦先生の事務所へ取材に行ってきました!

本日は、今までと趣を変えて、取材記事を投稿したいと思います。

 

この取材を実施したいと思ったきっかけは、ブログ毎日更新のセミナーを受講し、また『税理士進化論』メルマガなど、私が税理士を目指す上で、勝手にメンターの一人としている『井ノ上陽一』先生の著書『ひとり税理士の仕事術』の再読をしたことでした。

 

私自身は、現在勤めている事務所で税理士登録する予定としており、ひとりで独立するつもりはないのですが、ただ全くのおんぶに抱っこで、サラリーマン的に勤めるという感覚ではなく、事業・経営に参画する気持ちで取り組む姿勢で臨みたいと考えていることから、他の税理士の方の働き方を色々研究したいと思いました。

 

そこで、私がお目にかかれた税理士の方で、取材にご協力して頂けそうな方にお願いし、ご協力を得られれば、取材記事としてブログに書かせてもらおうと始めました。

 

記念すべき第1回目(これで終わってしまうかもしれせんが:笑)は、私と同じ湘南エリアの小田原で活躍されている『すずき会計』へ行ってきました。

 

odawara station

 

鈴木一彦先生

お目にかかれたきっかけは、昨年に開催された井ノ上陽一先生のメルマガオフ会の席でした。

税理士試験受験4年目』の投稿記事でもご紹介させていただきましたが、オフ会の帰り道、先生から電車の内で教えていただいた理論暗記法がたいへん参考になりました。

 

先生は、小田原エリアで事務所を構えていらっしゃる税理士で、行政書士としても登録されています。

(行政書士資格は、税理士資格と取ると、合わせて登録が可能になります。)

 

何と言っても先生の特徴は「トレイルラン」をされていることではないでしょうか?

走るのが速いと思っていましたが、10kmを39分台で走ると改めてお伺いし、「やればできますよ」と言われても、走ることに命をかける勢いでなきゃ、できる気が全くしませんでした。

そういうことを自信を持っていってしまえる先生だからこそ、短期間で税理士試験にも合格し、昨年の4月に開業後、現時点で軌道に乗せられているのだと感じました。

 

Interior suzuki-kazuhiko-certified-tax-accountant-office

 

取材内容について

一応、質疑事項をリストアップして持って行きましたが、慣れていないと不自然な会話になってしまうと思い、備忘録としてしか使いませんでした。

かなりアットランダムな質問になってしまいましたが、他業界からの転身で税理士登録を目指す、私というフィルターを通しての1時間程度の取材内容は、次の通りでした。

 

職歴

大学では教職を目指していたがうまくいかず、公認会計士も受験するも失敗。

その後、税理士事務所に23歳で勤務し、17年間勤務されたとのことでした。

 

独立のきっかけ

勤務していた事務所の二代目(女性・ダブルマスター税理士)と合わず、いずれは辞めて独立するつもりでいたが、奥様に準備ができていない段階では止められ、税理士受験をはじめとした準備を進め、昨年4月に独立・開業。

 

独立当初の顧客獲得について

以前勤務されていた事務所で、幹部的なポジションで新規営業を担当されており、初期段階での交渉・業務整理を行っていた流れから、お客様とは接点が多く、すべてとはいかないもののそれなりの数のお客様が先生の事務所に乗り換えられたとのことでした。

事務所もあり、可愛らしい女性職員さんも1名おられ、とても順調そうに見えました。

 

経営方針について

新規顧客を獲得し、拡大路線を目指されていました。

また、記帳代行はほとんどされておらず、基本はお客様に入力していただいているとのことでした。

お気持ちとしては、「チャレンジしないと面白くない」とのことで、エリアでナンバーワンの事務所を目指されています。

 

事務所としてのブランディングについて

先生としては「相続」もされたいとのことで、やはり事務所規模が信用力につながることから顧客拡大路線と一致していました。

 

解約された事例などについて

お客様の都合で廃業される場合などを除き、基本的にはまだないとのことでした。

 

税理士業務として工夫されていることについて

「当たり前のことをやる」ことで、特別なことはされていないとのことでした。

そもそも税理士業界では、その「当たり前のこと」ができない人(遅刻や約束を守れないなど)が多く、当たり前のことをやっていれば、大丈夫とのお話でした。

その他、お客様からの声として「提案がない」とのお話もありました。

経営者に対して「経営のこと」を提案するのは難しいのではないかと思ったのですが、ちょっとした雑談の中でお客様がお困りになられていることに対して、アドバイスや紹介をされているとのことでした。

やはり、会計以外での「雇用関連」、「融資・資金関連」など顧問契約されるお客様が期待されていることに応えられているかどうかがポイントだと思いました。

 

時間の使い方について

仕事が楽しいので、平日は朝7時から夜19時頃まで、だいたい事務所にいらっしゃるとのことでした。

タスク管理・スケジュール管理ともに、手書きの「手帳」を使われていました。

 

体調管理について

「規則正しい生活」していれば大丈夫とのお話で、近年は風邪もひかれていないとのこと。

おっしゃることごもっともで、改に感じる超人ぶりにビビります(苦笑)

 

税理士としての「腕」とは?

税務に関する知識は当然として、税理士業はサービス業ときっぱりおっしゃられ、「対人コミュニケーション能力」とのお答えでした。

 

Coverage Scene suzuki-kazuhiko-certified-tax-accountant-office

 

まとめ

勝手な取材にご協力いただいことを始めとして、気さくで誠実なお人柄が伝わるご対応をいただきました。

そして、以前から思っていましたが、体力・仕事とも超人的な鈴木先生でした。

 

逆に、当たり前のことを当たり前にやるのが難しくて試行錯誤するのが一般人ですね。

(むしろ右往左往しているのかもしれませんが:苦笑)

 

特徴を出すためには、様々な「エッジ」が必要かもしれませんが、基本部分では、やはり「王道」が大切だと思います。

「王道」である日々の基本を大切にしながら、逃げにならない範囲で、むしろチャレンジが必要となるところで「特徴」を持つことが大切だと感じる取材となりました。

 

鈴木一彦先生、改めまして、取材ご協力ありがとうございました!