マンション管理士と再び名乗れるようになって1年が経ちました

昨年1月20日に法定講習を受講してから、1年が経過しました。

マンション管理士は名称独占の国家資格であることから、この法定講習を受講したことによって、マンション管理士と再び名乗れるようになりました。

以前は、この資格は、合格の難易度に比較して、独占業務がないことから、管理会社への転職に役に立つ程度の認識しかありませんでした。

しかし、マンション管理士として活動するようになって、この資格の有用性を再認識することになりました。

ただ、名称独占でしかないことから、一般的に考える資格の活用法とは、少し違った価値として捉えています。

 

知名度のある資格ではありません

マンション管理業は、マイナーな業界です。

一般的な知名度はほぼないと感じています。

マンション管理を知らない方には、おおむね「管理員さんを派遣している会社」だと説明しています。

また、コンサルタントとしては、マンション管理組合のみをターゲットとした「中小企業診断士」的資格だと説明しています。

出納業務、会計業務、決算報告、修繕工事を行っていることを伝えても、それがしっかり伝わることは、まずありません。

やはり、特殊な業界すぎます(苦笑)

もちろん、分譲マンションを知らないという人はまずいませんし、マンション化率の高まりは、そのマンションに住まう人の単純な増加を示しています。

しかし、そのことが、マンション管理がどのような仕組みで行われているかを知っていることと直接結びつくわけではありません。

確定申告があることは皆さん知っていますが、確定申告をしっかりと理解している人はそうそういないはずです。

その制度があり、それを利用していたとしても、それを詳しく知ることなく過ごすことは可能です。

経営者に資格がないように、マンション管理組合を運営することに資格は不要です。

ただ、税理士と名乗れば、税務に詳しい人だと思われるように、マンション管理士だと名乗れれば、それに詳しい人間だということを知らない方に簡単に示すことができるのは本当に便利です。

それゆえに、資格の持つ「看板力」だけに頼りたくないとも考えています。

ただ、もう一歩踏み込んで、工事に詳しいとか、法務に詳しいなどということは、具体的な相談を受けるような段階にまで至らなければ、特に必要とされていないことは、よくわかりました。

その意味で、相手にシンプルに専門家であるということを伝えられるこの資格の便利さをシンプルに感じる一年でした。

 

実務ができることと資格があることは別のこと

当たり前の話ですが、これが馬鹿にできません。

実務に詳しいという意味では、税理士の資格を持たなくても詳しい税理士事務所職員の方はたくさんいらっしゃるはずです。

しかし、独占業務がある税理士に関しては、この税理士という資格なしに税務代理はできません。

では、名称独占でしかないマンション管理士という資格の有無には、そこまでの影響はないといえるはずです。

ところが、マンション管理士という資格がなしに、管理会社に長く勤め実務に誰よりも詳しい方よりも、マンション管理士という資格がある方が、「資格がある」という一点において、信用力が劣ります。

実務に携わる方ならお分かりのように、もちろん資格があることと、マンション管理実務に詳しいことには、何ら因果関係がありません。

法律に詳しくても、どのように具体的に処理されているのかは、テキストには書かれていないからです。

結果として、実務にどれほど詳しいとキャリアアピールをしたとしても、一般的には、資格があることの方に訴求力があることは間違いありません。

 

一番大きいのは出会える人が変わること

昨年の法定講習を受講したコトによって、マンション管理士会に所属し、活動できるようになりました。

ここが一番大きな違いでした。

マンション管理士という資格に関して、課題意識を持っている同じ有資格者と交流できるようになったことによって、自分一人の活動ではなくなってきたと感じています。

自分に都合のいいことだけ求めて参加したとしても、烏合の衆の集まりに過ぎませんが、やはり独力でできることには限りがあります。

マンション管理士会にも様々な問題や課題があるとは考えています。

ただ、現実を無視した理想論を語っていても事態は改善しません。

マンション管理士会という団体で活躍したいと考えているわけではありませんが、そこで生まれる接点や交流は無視できません。

マンション管理士としての活動に関しては、交流や活動範囲を広げた行動により、独力だけではない活動も視野に入れ、仕事の幅を広げていきたいと考えています。

 

まとめ

資格だけを頼りに稼ぐことに関しては、今はそんな時代ではないと思っています。

ただ、無くしてみて初めてわかることもあります。

名称独占でしかないとはいいつつも、やはり国家資格があることには少なくない有用性があると感じる一年でした。

すぐに実現することは難しいと考えていますが、今年はこの面に関して、もう一歩踏み込んだ活動ができるように取り組みたいと考えています。