税理士試験受験2年目

一昨日に投稿しました「税理士試験の初年度受験について」の続きとして、受験2年目について、まとめてみたいと思います。

この辺りからは、EvernoteやExcelなどによる記録が習慣付き、振り返りがかなり容易でした。

 

63nd certified tax accountant exam

 

初年度が終わった時点での受験計画

初年度受験完了時の自己採点の結果、2年目当初は次のような受験計画をしていました。

・手応えとしては財務諸表論の方が良かったが、簿記論も希望を捨てるほどではない。少なくともどちらか一方は合格できる可能性があるため、年内は「消費税法」の講義を受講し、12月の結果に応じて、年明けから再計画を行う。

・初年度受験での反省からTACの「年内完結コース」を受講し、スタートダッシュを目指す。

・受験予備校受講者の上位30%前後が合格圏と言われていることから、そのレベルの成績を目指す。

・不完全な準備で受験生活を始めてしまったことから、資金計画が厳しいこと、かつ、税理士登録するためには実務経験要件があることから、会計事務所でのアルバイトに応募する。

 

 

実際の受験経過

2012年

8月 会計事務所への就職を狙って応募するも、箸にも棒にもかからず

9月 受験予備校TAC「消費税法」年内完結コース受講開始・日本郵便でアルバイト開始

10〜11月 思っていたよりも日本郵便でのアルバイトがキツく、消費税法の勉強が進まず

12月 試験結果発表「簿記論」合格「財務諸表論」不合格(A判定)・日本郵便でのアルバイト退職

2013年

1月 受験予備校TAC「財務諸表論」上級コース受講開始

2〜4月 消費税法の成績が伸び悩む

5月 今年度の消費税法受験を見送り、財務諸表論に一本化。

7月 体力の低下が気になりだし、基礎体力維持のため、早朝ジョギング(3〜5㎞程度)を開始

8月 財務諸表論を受験

 

 

会計事務所への就職を諦める

初年度受験時にもハローワークに通いつつ、会計事務所への就職を狙って応募したのですが、ダメでした(苦笑)

それでも諦めにきれず、初年度受験後のタイミングで応募して見ましたが、やはり面接にもたどり着けないような有様でした。

理由は考えるまでもなく、未経験と年齢(当時で39歳)のダブルパンチです。

 

時間と数を重ねれば、まったく可能性がないとまでは考えませんでしたが、現状の制約条件の中、いつまでも履歴書を書いているわけにもいかず、会計事務所への就職は、この時点で一旦諦めました。

しかし、転んでもただでは起きたくないと考え、どの道を歩んでも厳しいのであれば、できるだけ経験したことがない業界を選ぼうと、民営化された企業であり、流通業であること、及び郵便サービスの仕組みを勉強したいと思っていたことから、日本郵便のアルバイトに応募します。

アルバイト応募時には、外勤ではなく、内勤職(郵便物の仕分けなど)を狙ったのですが、これも面接であまりよい手応えを頂けませんでした。

働かない選択肢も一瞬頭をよぎりましたが、妻も出産直後で働けない中、夫婦そろって無収入では長期の受験生活を続けられません。

外勤でも可能性があれば働きたい旨を面接で伝えたところ、それであればと面接後連絡があり、なんとか外勤職として採用されます。

 

 

思うように進まない勉強

郵便局の外勤は、いろんな意味でキツイ仕事でした。

当初は、ゆうパック配送として勤務予定で研修を受けましたが、免許はあっても長らく運転していなかったため、運転に難ありで、すぐに配属変えとなり、種々ご迷惑をかけた結果として、郵便物を集める仕事に配属されます。

しかし、この集荷の仕事、配属された場所では、途中に台車を押して郵便物やゆうパックを預かる区間がありました。

ルートは決まっているものの、集荷物が多い日などには、時間との戦いとなり、台車移動中ずっと走っている日も少なくありませんでした。

私は、長らくサラリーマン勤務をしたただの中年です。

3ヶ月も経てば、かなり適応したのですが、始めた当初は主に体力的な問題から、勉強がまったく軌道に乗りません。

おかげさまで、年内の講義にさっぱりついていけず、計画破綻状態でのスタートとなりました。

さらに追い討ちをかけるように、12月には手応えに反する財務諸表論の不合格通知。

簿記論はほぼ計算問題のみですが、財務諸表論は理論問題の出題があることから、消費税法とダブルで理論暗記しなければならない状況に陥りました。

結局、仕事に慣れ安定してきたにもかかわらず、仕事を続けながら、2科目受験することは無理だと判断し、年内でアルバイトを退職します。

 

 

年明けからも伸びない成績

専念生となって、立て直しを試みます。

年明けからの上級コースで受講した財務諸表論ではそこそこの成績を出せたのですが、消費税法の成績があまりに伸ません。

あまりに成績がでないとモチベーションすら下がってきます。

これではいけないと、直前期と呼ばれるGW前後の期間に、財務諸表論単独の試験に集中することを決断しました。

 

 

結果として、財務諸表論の一科目受験

準備不足の上に行き当たりばったり対応で、東京ビックサイトが試験会場となった第63回試験は、ほんと薄氷を踏むような状態での2年目受験でした。

結果的に、自己採点で十分合格ラインを超える点数を出せたのは幸いでした。

 

 

 

2年目のまとめ

反省ばかりの一年でしたが、この年にやってみてよかったと感じた受験上のポイントは次のことでした。

 

1)擬似マインドマップとしてまとめた理論暗記

本来のマインドマップであれば、イメージをつなげるため、キーワードをつなげる形で描くと思うのですが、理解とともに暗記用の資料としたかったことから、擬似的なマインドマップとして、理論を横断的に理解するように努めたことが、結果として合格につながったように思います。

ただ、作成に少し時間がかかるのが難点です。

 

Mindmap

 

2)解答戦略

上位10%に入っていくような方は別として、合格ライン上をうろうろしている受験生に、素早く解答できる問題から確実に潰していく戦略は有効だと思います。

私の場合、次の基本戦略をベースとしつつも、「すぐに答えられる問題」、「多少時間をかければ正確に解答できる問題」、「かなり時間をかけて取り組まないと解答できない問題」の3種類に区分して考え、計算問題全体を3回見直しするような形で時間配分していました。

<基本戦略>

1.試験全体を眺め、各設問ごとに時間割を決定。

(大枠は第1問:15分、第2問:15分、第3問:80分、見直し及び集計残し分他の解答用紙への記入時間:10分)

2.第1問、第2問は、必ず得意な分野の出題箇所から取り組む。

3.第3問は以下をベースに初見時に組み替えを検討する。

①現金・預金

②有価証券(難問を飛ばしてできるところまで)

③債権(貸倒懸念債権と破産更正債権等の確認及び抜き出し)

④債務(難問を飛ばしてできるところまで)

⑤棚卸資産・無形固定資産・賞与引当金・税金・その他(初見で発見した簡単なところを抜き出して処理)

⑥有形固定資産

⑦退職給付

⑧手が回れば難問ほか

(ただし、外貨換算・製造業会計・本支店会計・企業再編・連結などその試験で、力を入れていると考えられる箇所は多少難問でも先に手を付ける必要あり)

 

3)間違いノート

賛否のある受験テクニックですが、私は苦手論点克服やケアレスミスが発生しやすい箇所の分析のため、作成することとしています。

解き直し時間がない場合には、どこを間違ったかがわかるように、問題もしくは解答解説にマークを入れ、眺めるだけでもかなり違うと思います。

 

Error Notebook