週刊ダイヤモンド「マンション大調査」を読みました

昨日(2017.1.30)発売の週刊ダイヤモンド(2017年2月4日、第105巻5号)を購入しました。

購入理由は、もちろん、マンションの特集号であったことと、以前、事務所にもお邪魔した株式会社シーアイピーさんが記事監修をされていたことです。

 

管理組合の現状に関してはおおむね記事の通り

中古マンション市場の変化や新築マンション市場に関する記事は、将来の予測なども含むことや比較方法など、いろんな論点があり一言では論評できませんが、管理組合に関する記事のうち、大規模修繕に関するものは、まさしく記事の通りです。

ただ、管理組合に関する記事の全てが正しいと思っているわけでもありません。

やはり、雑誌記事であることから、少し違和感を覚える部分もあります。

しかし、大きな方向としては、このダイヤモンドの記事の通りと考えて間違いないと思っています。

我々専門コンサルは、今回の記事のような談合を排除することで、適正な工事を実現し、管理組合の費用負担の軽減と、高い品質の維持・修繕を実現するという価値をお客様に提供しています。

 

管理組合もただ手をこまねいているわけではありません

今回のダイヤモンドの記事では、イニシア千住曙町管理組合法人の副理事長であるRJC48の應田治彦さんの話など、管理組合サイドからの動きも記事になっています。

なお、應田さんに関しては、昨年6月のコミュニティ研究会の勉強会で、ご経験談を少しお伺いしています。

以前から記事にしている通り、大規模マンションではあれば、区分所有者や居住者の中に、すでに各種の専門家がおり、あえて外部の専門家を頼るまでもなく、かなりのマンパワーを有しています。

そのため、専門コンサルタントを無理に導入する必要はないと考えています。

もちろん、マンションの固有の事情や個性から、専門コンサルタントを導入する例や、工事入札の公正を期すため、外部の第三者をあえて活用する例もありますが、重要度は大きくないと考えます。

 

より問題なのは中小規模のマンション

今回の特集記事では、比較的大規模なマンションの事例が取り上げられていたように思います。

前段にも書いた通り、大規模マンションにはある程度のマンパワーや予算規模の大きさから、大規模マンション特有の別の問題はあるものの、解決に向けた活動に取り組むことは不可能ではありません。

しかし、中小規模のマンションでは、マンパワーや予算が不足し、今回の記事で書かれたような問題を自力で解決することが不可能に近いほど難しくなるケースがあります。

 

まとめ

私がマンション管理に携わるようになってから約20年になりますが、先進的事例において改善が見られるものの大勢としては、この業界の状況は変化していません。

手をこまねいていても、現状は変わりませんので、できる範囲の活動ではありますが、マンション管理士というポジションから、改善に向けた活動をしたいと考えています。

これだけ続いてきた業界の悪弊を急には変えられないかもかもしれませんが、少しずつでも変えていけるよう、私なりに情報を発信し、行動します。