10月度のマンション管理士会「技術研究会」に出席してきました

昨日(2016.10.18)は、(一社)神奈川県マンション管理士会の技術研究会でした。

定例は、第3月曜日開催なのですが、会場の都合から日程がずれ、火曜日開催となりました。

そのため、昨晩は普段の半分程度の出席しかありませんでした。

 

テーマは省エネ改修

発表者からは、ご自身のマンションでの実体験を踏まえた改修効果とコストパフォーマンスについて、お話をいただけました。

マンションというよりも、住宅の省エネ技術は進化しつづけています。

建築面でも少し進んできましたが、最も大きい変化は設備面です。

特にクーラーなど空調設備や照明器具のLED化など、昨今は変化が激しいと感じていました。

 

改修手法の多くはコスト的に微妙、もしくは見合いません

言い切ってしまうと語弊があるのですが、改修する以上、もちろん性能アップはします。

ただ、そのコストをかけた分に見合うだけの経済的メリットがあると言われると、その手法の多くは微妙なところがあります。

エアコンやLEDなど電気設備に関しては、コストに対して省エネ効果が大きく、費用に見合うといいやすいのですが、特に建築系の省エネ改修である、内・外の断熱改修や、サッシュの改修は、コストが大きすぎて、費用以上の効果があるとはいいがたいのが現状です。

当然、性能はアップしていますので、部屋内は快適になります。

ただ、建築系の省エネ改修を行うということは、そこそこの築年数になっていることが想定されます。

そこで大きな投資判断をするということは、戸建てはともかく、マンションでの意思決定において、反対意見をしっかりと説得できるほどかと問われたとき、難しいといわざるをえません。

今回の発表者は、サッシュ改修を行われたそうですが、補助金が出ることが大きな動機となっており、補助金が出るための要件となっていた完了日(工事代金支払日)に、工期が間に合うかどうかが問題になりかけたようです。

結果として、工期は間に合ったようですが、間に合わなかったら、理事会役員などの責任問題に発展しかねない問題となっていたでしょう。

 

まとめ

省エネについては、マンションは、一括受電や契約容量や契約種別などの見直しが最も大きいと考えています。

なお、電気代削減に関しては、質問を受け、次の記事を書いています。

しかし、それも春の電気小売自由化の際、管理組合に有利な契約はかなり姿を消してしまいました。

一応、一部の地域電力会社では、猶予期間として、先月9月末まで管理組合に有利な旧契約を受け付けてくれていましたが、それも無くなってしまいました。

見直しに効果が全くなくなってしまった訳ではありませんが、その削減幅は小さくなってしまっています。

ただ、全く効果がない訳ではありませんし、固定費の削減は、家計においても、企業においても、そのゴーイングコンサーンに大きく貢献しますので、まだ見直しをしたことがない管理組合の方は、一度、現状が適切かどうか、確認・検討されてはいかがでしょうか?