5年前を振り返ってみると
最近は、1ヶ月会員となった藤沢のコワーキングスペース、Nektonに入り浸っています。
目的は修士論文を書くためだったはずが、Income Tax Lawの課題レポートに追われ、今週は結局レポートをやるだけで終わってしまいました。
やはり、税理士試験で受験していない税法は全くわかっていないため、ほぼすべてについて一から勉強となることから、時間がかかります。
そんな中、Nektonで日商簿記2級検定を勉強されている方に出会いました。
そういえば、自分も簿記の勉強をしたなと、遠い昔のように感じていましたが、後で振り返ってみれば、何のことはないちょうど5年前の話でした。
かなり前のようでもあり、最近のようにも感じる
日商簿記検定2級に合格したのは、2011年11月です。
当時は、前職の管理会社を退職した直後で、かつ、妻の妊娠が発覚したタイミングでもあります。
税理士という資格を目指し始めた当初は、その突破のメドは全く立っていませんでした。
目指すに当たって、当然、いろいろ調べはします。
しかし、我が身を振り返って、狙ったように合格できるかのどうかは、本当にわかりませんでした。
退職を決意した時点で、TACのレギュラーコースには申し込み、有給を消化して受講も始めていました。
そのため、退職後、勉強以外で最初に行ったのは、生活を成り立たせるため自宅として買った分譲マンションを貸しだす準備です。
収入がなければ、生活ができません。
まず、ここがしっかりしないと、不確定要素が多すぎて、計画も立てられません。
そこで行動から始めました。
行動が落ち着けば、次は計画
原則は、計画からあるべきだと思っています。
しかし、決断が必要な行動は得てして、不確定要素を多く含み、事前に有効な計画を立てるのは非常に難しいのが実情だと考えています。
全く何もなかったわけではありませんが、ある程度の見込みは持ちつつも、私としては行動が先行しました。
結果としては、翌年2012年2月には無事マンションを貸し出すことに成功し、不動産賃貸業を開始することになりました。
ここである程度の収入が確保でき、一定レベルの先の見込みを立てることができたことから、5年程度の中期計画を立てることにしました。
ただ、初受験だったことから、どの程度の期間で税理士試験を突破できるかが予測できません。
そこで、自分自身にとっての理想状態から逆算して計画を立てました。
当初は、バラ色の計画ですから、4年で税理士試験が終わる計画でした(もっと短くできるとかはいわないでくださいね:苦笑)
しかし、計画を紙に落とし込むと、いろいろ不都合が見えてきます。
また、そんな理想的な計画をもとに準備すると、計画通りに進まなかった時に取り返しがつかなくなります。
準備できるリソースには限りはありますが、ある程度の軌道修正は受け入れられる余地を残しつつ、計画を立てる必要があります。
結局、この後、1ヶ月間の間に5回ほど計画を見直して、5カ年の中期計画を完成させました。
この中期計画がかなり役に立ちました
その後も、毎年見直しをかけていますが、税理士試験受験中、この中期計画が役に立ちました。
なぜなら、次のような不安定な税理士試験受験生生活をする中、次のような不安に、度々おそわれたからです。
当初、税理士事務所に就職できなかったこと
アルバイトによる収入と税理士試験勉強とのバランス
3年目に消費税法に合格できなかったとき
これらのようなことを乗り越えないといけなくなったとき、この中期計画を羅針盤として、一つのゴール(税理士登録)を見据え、現在の行動を肯定したり、否定したりすることができました、
安定した状態(サラリーマン)を離れたとき、自信がなくなり、不安に陥ります。
最初は勢いで乗り切れますが、いつまでもは続きません。
そのようなとき、計画が重要になります。
ただし、計画に頼りきりになっては、本末転倒になることもあります。
ときには柔軟性が必要な場合もあります。
そのときも、基準は目指すゴールから考えて、現在の行動が妥当かどうかの指標になると考えています。
しかし、計画がないとすべてのことに関して、いちいちゴールから逆算しなければならなくなります。
一定程度の目安として、計画という基準を持つことは、この判断を早くしますし、迷いも減ります。
まとめ
迷いをなくすことが重要です。
そして、ブログを始める前は、この迷いや不安をなくすために、計画が重要な役割を果たしていました。
なんでもきっちり計画を立てればいいわけではありませんが、自分で理解し、修正しながら磨き上げた計画は、何ものにも代えがたい力を発揮すると考えています。