「マンション管理新聞」を購読するようになって1年が経ちました
ちょうど1年前の今日(2016.1.28)に、業界新聞である「マンション管理新聞」の購読を始めたことを記事にしました。
https://writtenoath.com/i-tried-to-subsc…gement-newspaper/
その後も、購読を続けていますが、結論からいえば、当初の狙い通り、とても有用でした。
そうはいっても管理会社向けの面も大きい
当初に記事にもした通り、広告掲載や商品宣伝の側面から、管理会社やメーカーサイドに立った記事があることは否定できません。
ただ、完全中立のメディアというのは、理想としてはあっても現実的には相当難しいことは、皆さんにもお分かり頂けると思います。
この記事を書いている私自身も、マンション管理士という立場でこのブログを書いていますから、完全中立というよりは、管理士寄りに記事を書いていることは否定できず、完全な第三者性を備えているとまではいえません。
しかし、その前提を踏まえて記事を読めば、管理組合やマンション管理士の立場からみて、とても有用な記事が数多くあります。
元々そのような意義を期待して購読を開始しましたが、想像以上に有用な記事があり、この購読は無駄ではありませんでした。
特に独自調査系記事は、ここでしか読めません
調査系の記事に関しては、かなりこのブログでも取り上げています。
その記事を読む上での注意点や、もう少し踏み込んだ調査が欲しいことなども書いてはいますが、独自調査系の記事は、自ら調べて歩くもののため、活用法さえ間違えなければ、とても価値があります。
安易に数字だけが一人歩きしては困りますが、やはり数的な根拠づけは必要です。
その意味で、なかなか他に代えがたい価値があると感じています。
今年は民泊関連の記事に着目しています
年始の記事にも書いた通り、今年3つ挙げた注目点のうち、特に民泊系の記事に着目しています。
全く関係ないとまでは考えていませんが、管理会社の親会社の多くは、マンションデベロッパーであることから、民泊との利害関係はそれほど大きくないと考えています。
そのため、民泊関連記事に関して、おおむね民泊推進ではなく、管理組合よりのポジションで記事が書かれているように感じています。
直近の第1028号(1月25日)においても、50万円の支払い命令が出た1月13日大阪地裁判決の詳細が報じられていました。
多くのメディアで、この判決は伝えられましたが、その多くは結果についてだけで、具体的に管理規約違反が認められた管理組合の管理規約の条文まで載せているものは、他にほとんどないはずです。
まとめ
マンション管理新聞をかなりヨイショしましたが、別に賄賂などは受け取ってはいません(笑)
本当にこの一年間のこの新聞にお世話になっただけです。
もちろん、これだけ役に立ちましたので、購読継続することとし、今年1年分も今月支払いました。
ただ読むだけであれば、神奈川県マンション管理士会でも購読していることから、県士会の事務所で読むことは可能だと思うのですが、それでは即時性がありません。
ネット記事ほどの即時性は不要と考えますが、やはり業界に関わるものとして、この新聞に書かれていること程度のことに関しては、トレンドを押さえておきたいと考えています。