「Accounting & Auditing」講義前半が終わりました
一昨日、昨日(2016.7.24)と、社会人大学院で「Accounting & auditing(会計と監査)」の講義でした。
講師は、先月末&今月初と「Business Analysis(企業分析)」でもご講義いただいた小林先生です。
予習から難しい
税務には法律の適用関係や判例があり、答えに近いものがある前提で検討できるのですが、会計は、会計原則の「真実性の原則」の通り、相対的真実性(小林先生も講義中に言及されました)があるのみで、答えを探すようなアプローチが難しいように感じます。
さらに監査は、様々な利害関係者がいる中で、「意見」を出す作業です。
参考図書を読み、適用法令なども検討してはみましたが、全体像が大きすぎて把握しきれず、どこかしらロジックがふわふわとしてしまい、落ち着きません。
また、「Business Analysis」の講義でも感じたのですが、計算には、一定のルールがあり、そこにブレは生じないのですが、「分析」には様々な手法があることから、答えは一つではないはずです。
そうはいっても、何かしら準備をしていく必要がありましたので、最もなじみのない公認会計士法と金融商品取引法関連を中心に予習し、事前に与えられているアサインメントにしたがって、会計基準などを確認しておきました。
初日の講義
事前に与えられていたケースと質問が与えられ、その質問に対する検討について、ディスカッションが行われました。
関係する「法令、会計基準、監査上の指針などを整理して、対応を検討しなさい。」とのアサインメントでしたが、勝手がわからなさすぎて、さっぱりでした。
先生より、ケースの元となった事例での判断をお伺いできましたが、そこまで聴いても、しっくりこず、モヤモヤ感いっぱいで終わってしまいました(苦笑
二日目の講義
講義計画では、近年生じた会計不正に関わる大きな事件を取り上げるとのことでしたが、今回の講義では「オリンパス事件」がケースとして取り上げられました。
この講義中に気づけたのは、付け焼き刃の監査系の知識はともかく、試験合格のためとはいえ、せっかく覚えたはずの財務諸表論の関連の知識を忘れてしまっていたことです。
最後まで理論が苦手で、苦労したこともあり、せっかく覚えた知識を忘れてしまっていたことを悔しく思いました。
まとめ
会計に関する事項は、税理士試験の財務諸表論を合格してからブラッシュアップできていなかったので、後半の講義までには少し補強しておきたいと思います。