A Written Oath

湘南藤沢の開業税理士・マンション管理士・社会人大学生のブログです

A Written Oath
セミナー関連マンション管理

株式会社CIPさんのセミナーに出席してきました

先週土曜日は、午前中に所有マンションの理事会があり、出席しました。

所有マンションの理事会に出席してきました

午後からは、以前に事務所にお邪魔した株式会社シーアイピーの須藤社長よりお誘いを受けていたことから、会社主催のセミナーに出席しました。

シーアイピー須藤社長にお会いしてきました!

会場は東京八重洲口です。

 

管理組合向けのセミナー

セミナープログラム

実績などの差は歴然としていますが、いうまでもなく、私も新人とはいえ同業者です。

顧客獲得のためのセミナーに同業者を誘ってくださるところに須藤社長の懐の深さを感じます。

変に遠慮するよりも、ここは勉強させてもらうおうと考え、お邪魔してきました。

マンション管理士会に所属したこともあり、近頃は、ほぼ管理士向けのセミナーばかりで、マンション居住者・区分所有者を対象とした管理組合向けのセミナー、勉強会には出席していませんでした。

そして、今回の主催は、この業界の先駆者でもある須藤社長です。

どのような内容や視点のセミナーなのか、とても楽しみにしていました。

 

大規模修繕工事の瑕疵保険

瑕疵保険パンフレット

まずは会場提供してくださった株式会社住宅あんしん保証さんの自社商品である「あんしん大規模工事瑕疵保険」のアピールからスタートしました。

瑕疵保険は、損害保険の一種ですが、保険料を支払う被保険者は、工事の施工業者です。

万一、工事に瑕疵(「傷」という意味ですが、ここでは法的な何らかの欠陥のことです)があった場合に、工事業者ではなく、保険会社が補償して保険金を支払ってくれるという保険になります。

この保険の特徴は、保険証券が工事の発注者に発行され、被保険者である工事会社が倒産した場合において、その保険請求を発注者(管理組合)サイドからもすることが可能なことです。

もちろん、保険金の対象となる事故はある程度限定されていることから、売り込みイメージほど万能ではないと考えています。

しかし、施工会社の倒産や工事に何らかの問題が生じた際には、訴訟費用・事故調査費用などがカバーされていることから、管理組合にとって瑕疵保険には一定のメリットがあります。

 

スタイルアクトの沖先生

瑕疵保険の他には、すまいサーフィンというサイトを運営されている沖先生のセミナーもありました。

ご自身でもおっしゃっておられましたが、沖先生は、マンションの維持管理とは真逆の10年買替えを推奨するベストセラーを書かれた方です(笑)

沖先生のお話は、この本を書かれた時点では解決策を提示できていなかったマンションの維持管理に関する問題を解決する第一人者として須藤先生のご紹介があり、マンションの購入、売買に関してのアドバイス、不動産市況などを中心とした「マンションの資産(評価)上と取引上の価値」に関してでした。

マンションの収益性についても興味がある私には、とても嬉しい話でしたが、管理組合向けのセミナーとしては、ターゲット層が少しずれていたかもしれません。

沖先生はこういうセミナーにはあまり出てこられない方のはずですので、須藤社長のご交友範囲の広さに少し驚きました。

 

管理組合の体験談3つ

セミナーのメインである体験談紹介は、直接体験した顧客を招待し、顧客自身にプレゼンテーションしてもらうという手法でした。

しかも、セミナー後には懇親会も予定されており、体験者と直接話せるというおまけつきです。

ここまでお客様に協力してもらうためには、相当な価値提供を行った上で、信頼関係を築く必要があるはずです。

正直、単純に管理コストを削減することはそれほど難しくありません。

管理見直しの上では初級編です。

品質を下げず(むしろ品質を上げて)、コストを削減し、満足してもらうことが難しいのです。

それを実現しているからこその、このセミナーだと感じました。

私が昨年学んだ『マンション管理士養成塾』の馬渕先生も須藤社長から管理見直し手法を学んでいますし、一昔前にガイアの夜明けで紹介された『メルすみごこち事務所』の深山さんは、このシーアイピーさん出身です。

実績は十分以上に証明されていると思います。

 

まとめ

夕方から娘の幼稚園イベントがあったため、最後の民泊セミナーまでは聞けず、失礼してしまいましたが、流行りの話題もセミナーに盛り込んでおり、管理見直しのパートナーを探している管理組合にとっては、大変有用なセミナーだったのではないでしょうか?

須藤社長もご著書で書かれている通り、世の多くの管理組合は財政破綻マンションです(苦笑)

なぜなら、借り入れを起こさずに維持修繕を続けていけるだけの修繕積立金を積立できているマンションは、本当に少数派だからです。

さらに、建て替えや解体清算まで視野に入れて取り組めているマンションは、立地に恵まれたほんの一部のマンションを除き、ほとんどありません。