鎌倉市マンション管理組合交流会に出席してきました
昨日(2017.2.11)は、管理組合サイドの交流会である鎌倉市のマンション管理組合交流会に出席してきました。
開催場所は、最寄り駅JR藤沢駅から一駅のJR大船駅から歩ける玉縄学習センター分室です。
いままでは、立ち位置が違うため、マンション管理士としての営業行為のようになってしまう可能性もあったことから、私は、こういった交流会の参加者としてふさわしくないと考えていました。
ただ今回は、神奈川県マンション管理士会法務研究会の井上座長にお誘いいただいたこともあり、参加してきました。
そのため、外部所有者ですが、私が分譲マンションを所有し、修繕委員も務めていることから、今回は管理組合サイドの立場で参加させていただきました。
そして、この鎌倉市の交流会は、神奈川県マンション管理士会の一部のメンバーがバックアップしていました。
管理組合同士の交流は進むべきだと考えています
管理組合同士の交流は重要だと思います。
端的にいえば、お互いの経験を共有できるからです。
しかし、現実には、各種のマンション管理組合交流団体に参加していなければ、隣同士に建っていてすら、ノウハウの共有ができていません。
そのため、管理組合同士の交流は発展した方が良いと個人的には考えています。
そのノウハウが共有できれば、多少の問題に直面しても、一々高額な我々コンサルタントに依頼してまで解決する必要がなくなるからです。
私自身は専門家サイドの人間ですから、専門家としての固有の価値を提供できると考えていますが、すべての管理組合にそれだけのものが必要だとは考えていません。
それが避けえない時は、我々専門家に対する支出はコストではなく、投資ともいえますが、管理組合単独で解決できることまで専門家がかかわっていては、コスト倒れになりかねません。
マンション管理士がバックアップしてもいいのかしれない
ただ、単純にマンション管理組合同士の交流が進めば良いとは考えていません。
なぜなら、経験値のみで、しっかりとした法的な根拠などのない助言では、大きな間違いが起こる可能性も否定できないからです。
一部には、高いレベルで学んでいらっしゃる管理組合役員の方もいらっしゃいますし、雑誌記事にもよく登場するRJC48のような、しっかりとした意見を発信できるようなメンバーしか入会できない集まりもあります。
しかし、そういったメンバーがいない管理組合同士の交流では、体験談は語れても、それをしっかりと応用できるだけの基礎力が不足していると考えるからです。
このような交流会には、マンション管理士のバックアップがあった方が良いと、今回の交流会に出席して感じました。
特に、神奈川県でも、横浜市や川崎市のような東京近郊の市を除くと、管理組合同士の交流が進んでいるようには見受けられません。
これをこれから活発化させていくのために、こういった交流会をマンション管理士がサポートすることも、一つの手法だと感じました。
まだ見えていないこともかなりあるとも考えています
同時に、今回初参加でしたので、当然、私から見えていないことも、かなりあると考えています。
やはり継続してみなければわからないことがあります。
見えていないことを知るためにも、今後もタイミングが合い、主催サイドからの許可が得られれば、こういった管理組合同士の交流会にも参加したいと考えています。
まとめ
参加して改めて管理組合同士の交流は進むべきだと感じました。
そうすれば、管理組合役員の方の悩みも、少しは軽減されるはずです。
こういった交流会に参加することが難しい方は、ネットでの交流もいいかもしれません。
最近は、投稿していませんが、以前ブログ記事にした「みんなの管理組合」は、まさにそういった方に向いているのではないでしょうか?
我々専門家が活躍すべき部分は、より個別具体的に相談に乗り、理事会や総会に臨席して対処すべき深刻な事例に限られると考えています。