東京電力から新しいお知らせが来ました!
昨日(2015.12.8)に東京電力からの新しいお知らせが投函されていました。
読んでは見ましたが、東京電力のサービスである『電気家計簿(来年1月からは「くらしTEPCO」にリニューアルされるそうです)』(法人は『TEPCOビジネスプラットフォーム』)を、お勧めしていること以外には、来年4月からの電力自由化による新サービスについては、イメージ図のみで、具体的には、まだ記載されていませんでした。
この他、お知らせのメインは、中に書かれていた「石油石炭税の増税(って皆さんご存知でした?)」だと感じました。
石油石炭税の増税
こんな税金、税理士試験では出てきません(笑)
(「揮発油税等(俗に言うガソリン税)」や「軽油取引税」あたりは出てきますね)
この税金、原油や石油製品、LNG、石炭を掘り出したり、輸入したりすることで課税される税金です。
火力発電所を運営する電力会社は、原発の停止に伴い、この税金をたっぷりと納めています。
従って、この税金、「地球温暖化対策を推進する観点」から増税されるため、電気料金が上がると言っても、消費税の増税と同様に、東京電力の取り分となるわけではありません。(どさくさに紛れて、東京電力の取り分が多少上乗せされているかもしませんので、一応、ちょっと調べてみましたが、残念ながら、料金算定根拠までは、追いきれませんでした)
契約によって料金単価は異なりますが、各契約は、料金単価で1kWhあたり0.09円の値上げとなっていました。
「従量電灯」という一般家庭が選択約款と呼ばれる別プランを採用していなければ、普通に適用される契約タイプで、1か月で290kWhと仮定して、月額26円の値上げです。
ご参考までに、我が家では、同じ従量電灯契約で、12月分電気使用量は190kWhでしたので、来年6月からの値上げ後では、この使用量だと約17円の値上げですね。
電気家計簿
新サービスについては、まだ発表がなく不明ですが、東京電力では、電気家計簿への登録を誘導しています。
使用量の変動が、パソコンで確認できるようなることから、使用量を意識できるようになります。
東京電力側にもメリットがあるからオススメされているのだとは思いますが、名称にもある通り、「家計簿」と同じく、自らの電気の使い方を見直せるので、これはこれで有用だと思います。
自宅で導入し、記録を残しています。
成果としては、昨年に対して、直近の年間使用量を約8%削減できました。
自由化に伴い、来年1月にリニューアルされるそうなので、良いリニューアルであって欲しいと願っています。
まとめ
残念ながら、新サービスの詳細はまだ分からないようです。
しかし、『2016年より電力自由化が始まります!』でも記事にしましたように、現在の選択約款のメニューは来年3月31日で新規加入の受付が停止されてしまいます。
そのため、現在の選択プランで最適なプランをチョイスしておき、新サービスでより良いメニューが出れば、そこで乗り換えを検討することをオススメします。
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