続)東京電力から新しいお知らせがきました!
このシリーズ、『2016年より電力自由化が始まります!』、『東京電力から新しいお知らせがきました!』と続けてきましたが、昨日(2016.1.13)に、登録している『でんき家計簿』のお知らせメールを通じて、ようやく新サービスの内容を知りました。
1月7日(木)には、すでにプレスリリースされていたようですが、テレビをほとんど見ず、新聞を取らなくなって久しい上に、ネットでも東京電力からのアナウンスを拾えていませんでした(苦笑)
情報のキャッチアップチャンネル見直しが必要かもしれません。
この新サービスに関してはボリュームがあるため、本日から何回かに分割して記事化してみたいと思います。
東京電力が一番手
以前にも記事化していますが、今回ついに、「低圧契約」と呼ばれる、最も契約容量の小さい、ほとんどの一般家庭が契約している部分が自由化されます。
これによって、一般電気事業者である東京電力などの地域電力会社としか契約できなかったものが、他の事業者とでも契約することが可能になります。
また、東京電力から少し遅れて、1月12日(火)に中部電力が、昨日はソフトバンクがプレスリリースし、そして、来週の1月19日(火)にはauが記者会見を行います。
追随する事業者は、基本、東京電力の料金プラン、サービスを参考に、それに対応する価格やメニューを提示してくると考えられます。
これは、携帯電話に近い競争形態となっています。
しかも、「契約期間」や「セットメニューによる料金プラン」で縛りをかける契約まで類似しています。
サービスは良くなるのか?
短期的には、一旦、現状プランよりも高くなります。
電気料金は、基本、電力会社が損をしない仕組みとなっており、積み上げ計算で、すべて受益者とされる一般消費者にツケ回しされています。
これが「競争を導入することにより下がるのか?」また「質が向上するのか?」と問われると、正直なところ、すぐに改善されるかどうかは全く未知数です。
今回、自由化されましたが、発電をしている事業者自体が変わったわけではありません。
また、発送送電分離もまだ未達成の上、電気には安定供給の義務もあり、電力価格が下がるような環境とはなっていません。
小売する販売業者が増えただけです。
そのため、全く効果がないわけではないと思いますが、短期的には、競争原理が適正に働くとは考えにくいのです。
まとめ
このような状況ですので、過剰な期待は禁物です。
しかし、将来的には携帯電話でのSimフリー化のように、料金が下がり、個人のニーズに応じた価格、サービスとなる可能性も十分にあります。
明日からは、東京電力における新旧プランの比較やサービスなどについて、記事化したいと思います。