マンション管理士賠償責任保険に加入申請して1年が経ちました
昨年の今日(2016.5.14)、マンション管理士の専門職業人賠償責任保険である「マンション管理士賠償責任保険」に加入申請しました。
以前の記事にも書いた通り、この保険に加入申請はしたものの1年前にはこの保険付保の必要性に関して、少し疑問を持っていました。
しかし、昨年末の保険契約更新時には、マンション管理士会に所属し活動する上での必要経費と考えられるようになったことから、更新手続きを行っています。
1年経過した結果として
この保険付保がなければ、対外的な活動をしたいと考えてもマンション管理士会での相談員等を務めることができません。
今年度もマンション管理士会から派遣される相談員を務めていますので、マンション管理士としての活動上この保険付保が必須です。
実際のところ、請負業務がほとんど発生しないとマンション管理士のアドバイザリー業務において、この保険が適用されるような事故はほぼないと考えています。
そのため、第三者管理を行う場合を除き、保険費用もそれほど高額ではありません。
したがって、保険によるリスク移転で損害に備えるというよりは、自分自身と顧客双方に対する保険に入っているという安心料と、マンション管理士会を通じた対外的な活動を行うための必要経費という割り切る方が良いとの結論になりました。
保険付保に関する部分での収支は赤字ではなくなりました
ただ、無料相談を行っているだけでは、収支は赤字です。
しかし、今年は「マンション管理適正化診断サービス」を1件、マンション管理士会を通じて受注することができました。
結果として、この診断サービス手数料によって昨、年から今年にかけての保険料と診断サービス講習費用がペイでき、これで保険付保を必要とする業務に関する収支は赤字ではなくなりました。
他の管理士会ではどの程度の頻度でこの業務を実施できるのかはわかりませんが、1年1回受注できるだけで費用を賄うことができます。
また、今年度中に、追加で診断サービスや無料相談を通じて有償のコンサルティング業務を受注できれば、それだけ黒字化します。
特にここで大きく儲けようというつもりで保険付保しているわけではありませんが、毎年赤字では業務は続けられませんし、収支が赤字ではないことは、ビジネスとして業務を続けていくためには、欠くことの条件です。
ここをこの一年でクリアできたことは、とてもよかったと感じています。
まとめ
獲得できる収入が少しずつ増えるしたがって、費用を自己正当化できるようになっただけでかもしれませんが、1年経ってようやく必要経費と割り切ることができるようになったように思います。