税務は学べば学ぶほど深くなっていきます
この5年間はおおむね税理士になるべく、税理士試験、大学院と税務に関して学んでいます。
税法は毎年改正があるため、学んだことが毎年少しずつ変わってしまいます。
さらにいえば、一人では学び切れないほどの量があることからこそ、国際税務、相続・事業承継などの専門分野もあります。
むしろ、何十年も学んでいる人達がいるこの税務の世界に入るためには、いま学んでいる程度のことはこの世界の一般常識のようです。
何もできないかといえばそうでもない
まだ学んでいる途上ではありますが、5年も学んで何もできないかといえば、そうではないと思っています。
むしろ、一般的な個人の確定申告や小さな店舗レベルの決算であれば、特殊な取引を除き、流れを理解できてきたように感じています。
特に大学院に入学してから、法人税・所得税と勉強してきたことは役に立っており、税務がどのような処理を、どのような考え方を前提として処理しているのかがわかってきたことで、日々税理士法人で行っている業務の意味が見えてきたように思います。
会計・税務ソフトが優秀ですから、何も考えなくても、起票や会計ソフトへの入力を行っていれば、たいていの処理はできてしまうのです。
しかし、今ではそのソフトが行っている処理の意味が少しずつ見えてきました。
どうやら税務の世界はここからが本番
あくまで現状は、処理の意味がわかったにすぎません。
どうやらここまでは税務の世界の入り口だったようです。
税理士としては、ここから顧客の要望にどのように応えていくのかが課題で、ここからがまさに本番なのだと考えています。
ただし、ここからの方法論については、それぞれ税理士ごとに考え方の違いがありますし、顧客に対するアプローチも違いますので、答えが一つというものではないはずです。
アウトプットが重要
方法論はいろいろあるとは思っていますが、その一つとして、やはりこれからもアウトプットが重要と考えています。
結局のところ、インプットするだけでは、自分の中で抱えているにすぎませんので、有効活用しているとまではいえません。
逆にいえば、インプットしなければ、アウトプットもできません。
インプットを続けながら、アウトプットの比率を高めていくことが重要ではないかと考えています。
このブログは手段の一つ
当然、このブログもその手段の一つです。
マンション管理に限らず、税務に関しても発信していきたいと考えています。
もちろん、その前段には大学院の卒業と税理士登録があります。
とりあえずは、しばらくご無沙汰している税理士試験で受験した消費税関連と、現在進行形で修士論文のテーマとして研究している人格のない社団等(マンション管理組合)関連の税務を中心にご紹介したいと思っています。
まとめ
結局、税務を通じて顧客に何を提供できるのかはまだわかっていません。
たかが5年程度勉強したぐらいではわかるものではないようです。
結局のところ、実務を通じてしか学ぶことができないものなのだと考えています。
したがって、「資格をさっさと取得して起業・独立すべき」というブログ師匠の井ノ上陽一先生のおっしゃられていたことが、ようやく感覚として理解できるようになってきたと感じています。