A Written Oath

湘南藤沢の開業税理士・マンション管理士・社会人大学生のブログです

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電気代削減・省エネ

東京ガスからずっともガスのダイレクトメールが届きました

昨日(2017.3.13)、自宅に帰ると東京ガスからのダイレクトメールが届いていました。

よく見てみれば、来月4月から解禁となるガスの小売自由化に伴って、東京ガスが新料金プランとして提供するサービス、「ずっともガス」でした。

昨年の今頃は、電気小売自由化直前ということで、けっこう記事を書いていました。

電力自由化、東京電力新旧電気料金プラン比較のまとめ

これは、マンション管理組合に対する電気代削減提案を学ぶに伴って、電気料金関連の知識が深まったことと、月々の固定費を抑えることが、管理組合においては事業継続性、一般家庭においては、生活安定性に役立つと考えたからです。

また、情報発信だけではなく、体験共有もしたいと考え、自宅の電力契約を、東京電力契約中は、「朝とくプラン(平成28年3月31日で新規契約受付停止)」にしてみたり、東京電力から新電力と呼ばれる他の電気供給事業者へ切り替えたりしています。

新電力に切り替えてみました

そして、今春はガスの小売が自由化されます。

ただ、残念ながらよほどの量のガスを使用されるご家庭や事業所でない限り、ガス単体だけではそのコストメリットはそれほどでません。

このことは、昨年電力EXPOに行った際に確認しています。

また、このEXPOでは、顧客に対してコストメリット提供するために、各事業はガスや電気だけではなく、他の固定支出であるインターネット料金などとセットにすることで、契約離脱率を下げる方向で、顧客の囲い込みを狙っている話などがありました。

電力自由化EXPOに行ってきました!

単純に値段が下がるプランではありません

ずっともガス比較

厳密にいうと、原料費調整というガスの素となる原料(LNG・LPG)の価格動向よって単価が調整される仕組みとなっているため、このグラフはその増減の影響を除いて作成しています。

結論、一定量(20㎥)を超えて使用しなければ、メリットがでないプランになっています。

このような使用量の少ない契約者にはメリットのでないプランなのは、昨年春に電力供給各社から、新料金プランとして発表されたサービスと、ほぼ同じ傾向です。

ただ、ずっともガスも、一定量以上使えば、メリットが出るプランですが、旧料金プランと比べて、使用量が増えるほど、単価が下がるようなプランにはなっていないことから、省エネのご時世に逆行するようなプランを提示した地域電力会社とは違いますね。

 

セットプランはお得ですが

昨年のEXPOでの話の通り、契約離脱率を下げる方向を狙っており、他の月額サービス(電気・インターネット接続サービス)とセットすることによりメリットが大きくなるサービスとなっています。

ただ、割引は現金ではなく、ポイントによる還元です。

携帯電話をMNVOに切り替えるような劇的な変化はありません。

契約をまとめる手間と、契約自由度を下げる制約から考えると、正直、微妙なラインです。

ガスをそれなりに使用するケース(家族が多い等)で、少しでも節約されたいというご家庭向けという感じで、私は捉えています。

 

まとめ

そもそも昨年春の電気小売自由化には、世間を騒がせるほどのインパクトはありませんでした。

ガスの小売自由化は、さらにそのインパクトが小さそうです(苦笑)

今後どのような方向に進むのか、見えない部分も多いのですが、ただ、長らく競争原理が働かなかった市場であるガス供給事業者(特にプロパン)にとっては、大きな変化だと考えています。