電力自由化EXPOに行ってきました!

昨日(2016.3.2)、お誘いを受けて東京ビックサイトまで電力自由化EXPOに行ってきました。

目的は、午後から開催される『新電力事業者のビジネス展望』という特別講演を聞くことです。

 

会場まで

税理士法人の午前での勤務後、JR横須賀線の湘南新宿ラインに乗って大崎へ

大崎駅

ここでりんかい線に乗り換えて、国際展示場駅へ

国際展示場駅

駅のお蕎麦屋さんで軽い昼食を済ませて、徒歩移動です。

途中正面に税理試験受験2年目に行った東京ビックサイトが見えますが、講演が行われる会場とは異なります。

メールによる案内にもありましたが、セミナー会場は4つに分かれているので、事前の確認が必要です。

本日の特別講演の会場は、東京ファッションタウンビル西館2階です。

まずは東京ファッションタウンビルへ向かい

東京ファッションタウンビル

ビル側面のエスカレーターを登って2階へ

すると、案内看板が出てきましたので、迷わず会場まで行けました。

会場案内看板

 

特別講演『新電力事業者のビジネス展望』

これが目当てで、ここまできました。

特別講演レジュメ

春から電力の自由化が始まりますが、今後どうなっていくのかという展望が見えないままでは、短期的な契約はまだしも、長期的な投資判断を行うことができません。

今後の省エネコンサルティングに対する指針の一助となればと考えました。

講演者は、「日本瓦斯」、「楽天」、「リコージャパン」の3社です。

今回、講演を受けて私が感じたポイントは3つありました。

 

事業者は価格競争をしたいとは考えていない

当たり前の話かもしれませんが、割引によるキャッチアップがある程度は必要と割り切ってはいるものの、泥沼の価格競争に陥ってしまっては商売ではありません。

したがって、そこに持っていかないために、各社で「どのような対策を行うのか?」ということが一つのポイントだったと思います。

楽天さんからは、電力小売自由化、ガス小売自由化を商材の一つとして取り込み、従来ずっと行っているポイントサービスを活用した対策をご紹介いただきました。

 

電力の小売自由化よりも来年春からのガス小売自由化を睨んだ戦略を考えている

私も含め、世間では4月からの電力小売自由化を話題にしていますが、事業者サイドではさらにもう1年先のガス小売自由化をターゲットとしていました。

電気力小売自由化においては、基本は発電も送電も従来の地域電力会社からの変更がありませんので、どれだけ効率化を図ってもせいぜい5%程度ぐらいのコストメリットしか出せないのですが、購入している顧客サイドから見れば、10%未満の割引では乗り換えインセンティブがほとんど働きません。

したがって、一つの手段として、市場占有率をあげて市場支配力を得るため、事業者サイドとしては顧客を引き付けるには10%を超えるコストメリットを出すことを目標とすることになります。

ここに、電気とガスのセット販売による割引という手法が検討されています。

現状においても、このセット販売自体は可能ですので、先駆けて行われている日本瓦斯さんからその部分での取り組みについてご講演いただきました。

 

コストメリットが出せないならコンサルティングサービスという事業者もいる

この事例はリコージャパンさんです。

ITや事務機器のリースで有名なリコーさんですが、環境負荷対策という観点から電力自由化に関連する事業を行われています。

実際、単純な割引だけでは消耗戦になりますので、差別化を図るため、事業者を対象として電力販売した上で使用量を計測し、そのデマンドコントロールに対するコンサルティングを行うというサービスを開発されているとのことでした。

実際、単純な割引では10%未満の料金削減にしかなりません。

「省エネ」として環境負荷も考えたこの取り組みは、費用対効果による損益分岐点がどの辺りになるのかが見えないことにはその有効性を判断することはできませんが、考え方としてはとても魅力的な施作だと感じました。

 

まとめ

確定申告の書類仕事ばかりで煮つまりそうなところでの外出は良い気分転換になりました。

また、来春からのガス小売自由化を睨んだ事業者サイドの考えを知ることにより、現時点での材料だけでは長期判断することが難しいことがよりはっきりとわかりました。

これからの少子高齢化社会に向け、基本的には縮小する人口・規模の経済にどのように対処すべきかについて学んでいきたいと思っています。