【EXCEED-X 不動産投資家倶楽部】のセミナーへ行ってきました!
昨日(2015.12.5)は、東京渋谷まで、「さくら事務所」が主宰する「EXCEED-X 不動産投資家倶楽部」のセミナーに行ってきましたので、感想などをまとめてみたいと思います。
今回のセミナーは、『国内収益物件 最後の売りどきはいつ?』との謳い文句で、税務や分譲マンション管理の話ではなく、投資不動産に関して、将来の不動産市況に関するセミナーでした。
受講動機は、将来的に資産税に強くなりたいこと、一室でしかありませんが『所有マンション』を賃貸する大家であること、また分譲マンションコンサルティングにおいても不動産価値に対する知見・見識を深める必要があることなどからです。
さくら事務所会長の長嶋さんは、不動産業界ではけっこう有名人だと思いますが、業界を良くしようと、「ホームインスペクション」の導入を推進し、ついに今年は補助金が出て、ホームインスペクションを学べるような時代にまで、持ち込まれた方です。
長らく業界ウォッチを続けていて、勝手に知っていました。
3年半ぐらい前にもさくら事務所主宰の体験型セミナーにお邪魔し、こちらから話しかけたこともあったり、『所有マンション』の管理組合では、さくら事務所にコンサルティング依頼していたりと、何かとご縁があります。
今回のセミナーは、告知が出た時には、行きたいと思っても日程が『活躍できるマンション管理士養成塾』と被り、行けないことを残念に思っていたのですが、当初の定員が1日でオーバーしてしまったことから、急遽、今回の日程で同内容のセミナーが開催されることが決まり、行けるようになりました。
セミナー
とてもよく晴れて、藤沢駅からの富士山の冠雪が綺麗でした。
渋谷に着き、ヒカエリをくぐり抜け、会場へ
セミナー会場の別フロアでは、業界最初に勤務した管理会社がセミナー開催していて、個人的にウケましたが(笑
会場に到着です
受講内容
事前の告知では、次のような案内だったのですが
【セミナー内容】
第1部 :過熱する収益物件マーケットの行方を占う / 長嶋 修 60分
(休憩10分)
第2部 :首都圏中心部vs郊外 エリア別傾向と対策 / 田中 歩 30分
第3部 :収益物件買取転売業者に見る賢い売り方 / 田中 歩 30分
(1)売るための情報整理
(2)高く売る化粧のポイント
(3)戦略的販売手法
第4部 :質疑応答 / 長嶋 修 . 田中 歩 20分
会場での案内では、第2部と第3部がまとまって60分となり、内容も若干変わっていたように思いましたが、大満足でした。
結論は、来年、もしくは再来年ぐらいまでが売り時とのお話でした。
ただ、その結論に至るまで、長嶋さんからの国内不動産市況全体の動きの説明から始まって、金融機関の貸出状況、人口動態、将来予測としての住宅価格、不動産行政の動きなどについて、第1部で解説がありました。
第2部では、執行役員の田中さんより、統計分析による首都圏収益不動産の傾向と対策について解説があり、かなりの精度で不動産市況が理解できました。
最後の質疑応答では、数字だけではない肌感覚としての業界の動きについて、生々しい話がお伺いでき、結論がよりリアルに伝わったように感じました。
まとめ
当然、市況分析ですので、外れる可能性もあるわけですが、説得力は十分以上にありました。
首都圏の不動産はバブルではないかと言われ続けていましたが、遂にピークアウトしつつあることが、実数値として出てきたようです。
今後の不動産は、資産価値というよりも、住居を確保するためのランニングコスト的側面がより強まっていくことと思います。
所有一辺倒の時代から、明確に「所有」と「賃貸」を選択する時代に変わりつつあると感じます。
このような状況の中、技術面・法律面だけでなく、税務・財務的な知見も含め、総合的な知見を提供できるコンサルタントで有りたいと考えます。