茅ヶ崎国県市合同行政相談所の相談員を務めてきました
昨日(2016.10.26)は、総務省 神奈川行政評価事務所から(一社)神奈川県マンション管理士会に依頼があった国県市合同行政相談所の相談員を務めてきました。
この件は、所属している管理士会の湘南支部での例会で追加募集があり、私が立候補したことにより決まりました。
「湘南」がどの範囲かということを話し出すと、論争が起こりそうなのですが、所属している湘南支部は、私が住んでいる藤沢市だけではなく、今回開催のあった茅ケ崎市の他、小田原市、平塚市、寒川町、湯河原町 、二宮町、大磯町、南足柄市、足柄上郡・足柄下郡までの広いエリアを管轄しています。
なお、次の地図の色分けは、古い区分が更新されていないことによるもので、現状は赤ラインが湘南支部の管轄です。
※訂正:鎌倉市は、現在は横須賀支部に変更となっていましたので、湘南支部ではありません。
驚くほど広い範囲をカバーしています。
(『(一社)神奈川県マンション管理士会ホームページ「支部のご案内」』の地図を引用し、赤ラインを加筆)
国県市合同行政相談所
この相談所は神奈川行政評価事務所により、次のような趣旨で開催されています。
総務省の行政相談は、国の行政機関の業務に対する苦情や意見・要望などを対象とするものですが、相談者にとっては、国の業務か、地方公共団体の業務かを問わず、苦情の解決を願っているものと考えます。そこで、神奈川行政評価事務所では、国の行政機関と地方公共団体等の協力の下に総合行政相談所ともいうべき国・県・市合同行政相談所を開設しています。
長々と書いてありますが、一言でいえば、行政相談のワンストップサービス化を目的として開催されています。
この一環で、管理士会を通じて参加要請があり、神奈川県では、マンション管理士も参加しています。
会場は、駅から歩いていける茅ケ崎市役所本庁舎1階の市民ふれあいプラザです。
市庁舎の建て替えがあり、2年間開催されていなかったそうですが、新市庁舎となり、とても綺麗な場所での開催でした。
相談の多くは、税理士、もしくは司法書士へのもの
参加はしてみましたが、マンション管理士への相談(すなわち、私への相談)は0件でした(苦笑)
一応、参加する前に事前に、このような状況にあることは経験者の方から伺っていました。
ただ、相談所の雰囲気などを知っておきたかったこともあり、場馴れするために行ってきました。
取らぬ狸の皮算用ではいけませんが、将来的には税理士として相談員を務めることもありえます。
どのような相談がどのような形で行われているのかを知っておくことは無駄ではないと考えていました。
結果も聞いていた通りでしたが、詳細な内容までは聴こえてこないものの、どの士業を訪れているのかはわかります。
そのことにより、来訪者の相談傾向を知ることができたことは、一つの収穫でした。
どこに相談すべきかすら、よくわかっていない
この他、来訪者の多くがどの士業に相談すればいいのかがよくわかっていないこともよくわかりました。
なぜなら、受付でどの士業に相談を持っていくのかを確認していたにもかかわらず、一旦訪れたブースをすぐに移動する相談者が少なからずいたからです。
悩んでいることがあっても、どこに相談を持っていっていいのかが、そもそもわかっていないのです。
このようなことを聞くことはありましたが、実態として、私自身もよくわかっていませんでした。
具体的には、行政書士さんに相続上での登記のことを相談し、司法書士さんに税金のことを相談し、税理士に登記のことを相談するという具合です。
念のため申し添えると、今回は、ワンストップサービス化を目指した合同行政相談所だったから、特別このような傾向があったのかもしれません。
しかし、私が受けた印象としては、この傾向が他では全く見られないということはなさそうだと感じました。
まとめ
相談者がいなかったため、結果として、ブログが更新でき、修士論文に関する文献の読み込みもできましたので、全く無駄な時間でもありませんでした。
また、本を読み、セミナーを受講し、大学院で勉強することも大切ですが、やはり行動に伴う体験も重要です。
残念ながら、今回は相談者がいませんでしたが、次回相談員を務める時には、少なくとも一人ぐらいは相談に来てもらえると嬉しい感じです(笑)