【仮まとめ】税理士試験免除申請について
昨日(2018.4.30)、先輩から税理士試験の免除申請に関して質問を受けました。
本来は、免除決定通知受領時にまとめようと考えていたのですが、現時点でもう少し詳しい記事にしておいた方がお役に立つのではと考え、仮まとめ記事を書くことにしました。
なお、当然これは名古屋商科大学大学院バージョンです。
ご注意 記事の内容は投稿日時点の法律や情報に基づいたものであり、必ずしも最新のものではありません。
認定を受けることにより試験科目の全部が免除となる場合
今回、私は申請したの国税庁にあるQ&A「修士の学位等による試験科目免除(研究の認定を含む。以下同じ。)について〔税理士法改正後〕」の問7「2.今回、認定を受けることにより試験科目の全部が免除となる場合」に基づいて申請しています。
したがって、税理士法改正前に大学院を修了した方や、申請によって試験の全部が免除とならない場合などには該当しませんので、その場合は、Q&A該当箇所をご確認願います。
研究認定申請書兼税理士試験免除申請書
先日控えが返送されてきた申請書です。
私は、会計に属する2科目と税法に属する1科目に科目合格していますので「税法に属する科目」のみの研究認定申請だったことから印紙8,800円を貼り付け、1の欄に過去に合格した科目名と一部科目合格通知番号を記入し、2の欄の「税法に属する科目等に関する研究」を◯で囲んで申請しています。
学位取得証明書(「修士(法学)」、「修士(商学)」等の学位名が記載されたもの)
免除申請が遅れた理由の一つです。
学位記授与式前に事務局に発行申請しないと提出が遅れますので、ご注意願います。
成績証明書
こちらも同様で、事前に申請していないと学位記授与式当日に入手できません。
申請時の記事でも注意喚起しましたが、開封無効の封筒に入っていても開封した上で、Q&A問7(注2)記載に従い、申請に係る税法に属する科目を内容とする単位(4単位以上)については、次の税法に属する6科目の科目名を◯で囲んで提出しています。
・Consumption Tax Law(消費税法)
・Corporate Tax Law(法人税法)
・International Taxation(国際税務)
・Tax Law(租税法)
・Income Tax Law(所得税法)
・Inheritance Tax Law(相続税法)
修士の学位等取得に係る学位論文のコピー(学位論文の表紙、目次(ページ数が記入されているもの)及び参考(引用)文献目録を添付する。)
表紙、目次、参考文献目録もすべて学位申請時に作成していますので、大学院に提出した論文をそのままプリントアウトして提出しました。
論文の内容及び修士の学位等取得に係る論文であることについての指導教授の証明書
こちらは、論文審査の際に作成し、提出していますので、学位記授与式当日に押印されたものがもらえます。
そのまま同封しました。
履修要項等における修了した研究科の履修規定のうち、修了要件(在籍期間、必要単位数、修士論文の審査に合格等の条件)が記載された部分のコピー
こちらは、入学オリエンテーション時にいただいた「学生要覧」の該当箇所をコピーして申請しました。
在学中であれば、大学院キャンパス掲示板からログインすれば入手可能です。
修了後はログイン不可能になりますので、もしお手元にない場合には事務局にお問い合わせ願います。
講義概要(講義要項)等のうち履修した全科目の担当教授、講義内容及び単位数が記載された部分のコピー
シラバスのみだと単位数の表示がありません。
そのため、こちらはカリキュラム(単位数確認のため)とシラバスの講義計画(担当教授、講義内容確認のため)をプリントアウトし、添付しました。
なお、カリキュラムはGoogleドライブに学生公開用データが公開されていますが、大変わかりにくいところにあるため、修了後に必要となった場合は、シラバスと共に事務局にお問い合わせされるのが確実だと思われます。
修了後にこの作業をするのは、結構大変です。
できれば、講義の予習時点でカリキュラムとシラバス(講義計画)をPDFで保存しておくことをお勧めします。
合格科目を証する税理士試験等結果通知書又は一部科目合格(免除決定)通知書(一部科目合格通知書の直近分が昭和60年度以前のものである場合には、合格済みの全科目分)のコピー
こちらは、保管してあった通知書をコピーして添付しました。
住民票の写し(コピー不可、個人番号(マイナンバー)が記載されていないもの。)
これも申請が遅れる原因になりえます。
事前に確認していましたので、仕事の合間をみて入手していました。
郵便番号及び宛先を明記し、一般書留であれば570円、簡易書留であれば450円、特定記録郵便であれば300円分の切手を貼ったA4判大の返信用封筒
返信用の封筒です。
私は一般書留で返信用封筒を準備しました。
理由は、万が一の郵便事故を懸念し、中継局も含め送達記録が残る方が安全性が少しでも高いと考えたからです(受け取る側では追跡番号がわからないことから、単なる気休めかもしれませんが:苦笑)
免除申請の留意点
結論、事前に調べておいてコツコツ集めておけば、修了時には自然と集められる書類ばかりです。
ただ、大学院の忙しさにかまけて放置したくなります。
実際、私もおおむね論文完成後から手をつけ始めました。
結果、確認漏れがでて提出が1日遅れています。
仮に放置されるとしても大学院修了後には入手が面倒になる学生要覧、カリキュラム、シラバスは、修了時までに入手されておくことをお勧めします。