A Written Oath

湘南藤沢の開業税理士・マンション管理士・社会人大学生のブログです

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社会人大学院関連

Tax Planningの講義が終わりました

昨日(2016.12.18)、一昨日に続いて名古屋丸の内キャンパスにてTax Planningの講義でした。

Tax Planningの講義3日目

本来なら年明けにも講義がありますが、私はこれから春までの間、予定通り講義受講せず修士論文に集中する予定です。

そのため、この講義が、私にとっては名古屋商科大学大学院での今年度の講義は最後になりました。

そして、今日は最後のグループワーク、プロポーザル発表です。

グループとしての最善を尽くして講義に臨みました。

 

午前は企業訪問

今回各グループで発表するプロポーザルは、一応上場企業で相当以上の規模がある会社に限定されていましたが、想定企業をグループごとに選べました。

そして、そのプロポーザル提案は、当大学院のOB3名(GMPの方2人とTAPの方1人)がその企業のCEO・マーケティング担当、CFOとして、評価し、判定するという形式で行われました。

これは、できるだけ実践に近づけるため、税務に詳しくない経営者サイド(MBA取得メインの経営学専攻の先輩)の方に評価してもらうことで、税務だけではなく各グループの提案能力を測ることが狙いでした。

確かに税務戦略を説明する相手は、詳しくない人を想定するのが当然です。

ただ、素人に提案するだけでは、税務的に正しい提案かどうかのジャッジができません。

そこで、CFO役の方だけはTAP(税法学コース)の先輩でした。

ただし、その提案が企業の要望や実態などとあまりに乖離していけませんので、企業サイドの要望などをヒアリングする機会として、発表前の午前の時間で企業訪問というロールプレイが行われました。

持ち時間10分で企業訪問し、各グループごとにヒアリングができるというものです。

そして、そのヒアリングで出された要望・課題などにそった提案をしなければなりません。

このヒアリングで大きく提案内容を変更するような何かが出てくると困ります。

そのため、質疑などもグループで作戦を練りました。

一応、結果としては、微妙な感じになってしまいました。

というのも、途中までは想定問題に近いラインに持って行けたのですが、最後に短時間では実現がすることが難しい意見が企業サイドより出されため、企業訪問後は、訪問時に出された課題をクリアすることにかなり時間を取られ、提案時間をブラッシュアップさせる時間があまり取れなかったためです。

 

午後の前半はポロポーザル発表

午前の企業訪問をパワーポイント資料に反映させて、午後の発表に臨みました。

正直、1位までとはいかなくてもそこそこのレベルで提案をまとめられたと感じていたのですが、ライバルグループもさるものです。

予想もしない提案も出てきたりして、OBのジャッジが出るまでは、ドキドキものでした(笑)

結果、4グループの発表中2位で予選通過となり、上位2グループの決勝戦に駒を進めることができました。

ただ、決勝戦では、1位グループの発表に大差をあけられ、最終2位という結果に終わりました。

今回の敗因は、「聴く相手へのアピール力」でした。

提案資料を作るのに精一杯で、受け取る相手主体の発表にまで提案を昇華できなかったことによるもので、納得の結果でもあります。

一応、提案した税務戦略自体はありがちなものではあるもののそれほど的を外した提案でもないつもりでしたし、提案した相手に全くフィットしない提案でもなかったはずです。

しかし、凡百な提案とまでは思っていませんが、相手に刺さるような提案でもありませんでしたので、作戦ミスというよりは、戦略段階から負けていたのかもしれません。

その意味では、税務「戦略」の講義ですから、1位になった相手の提案が素晴らしかったのだと思えます。

 

午後の後半は筆記試験

筆記試験も驚きの問題でした(苦笑)

山田先生は、「大学院生は考える試験をするべき派」のようで、ネット検索禁止ですが、暗記試験ではなく、図書などの持ち込みは可能な試験です。

それゆえ、先生も工夫されています。

全く想定していなかった問題だったため、念のためとは思いながら用意した図書は役に立たず、結局は自らの頭の中から解答をひねり出すことになりました。

試験としては、解答内容もさることながら、主張の一貫性が問われる問題だったと思います。

やはり全く暗記などは関係のない試験で、前講義の「Inheritance Tax Law(相続税法)」のような暗記がないと太刀打ちできないものとは異なり、真逆の試験でした。

 

忘年会

今年最後の講義でしたので、講義後、山田先生にもご出席いただいての忘年会がありました。

本当この一年を振り返ると、大学院三昧の一年でした。

そして、この忘年会の出席者は、名古屋・東京と場所は違えど、同じ苦労を味わった受講生仲間でした。

ちなみに、税理士試験科目合格者は、受験生仲間でもあります。

この大学院に通いながら税理士試験を受け、合格する猛者が数名おり、とても目出会い日でもありました。

普段は、名古屋と東京(神奈川)という地理的な距離はありますが、いまはネット環境がありますので、気軽に連絡できます。

それに加えて、昨年から散々名古屋にはきていますので、距離の不便もあまり感じません。

そのため、結構な勢いで仲良くなってます(笑)

あと、また一つ嬉しいことがありました。

名古屋校でも、私のブログを見て秋入学してくださった方がお一方いらっしゃいました!

東京校と合わせて通算3人目となりました。

まぁ、入学された皆さん「大変な講義」であることをおっしゃって頂いております。

いつも通り、修士論文による税法免除のみを目指される方にはお勧めできる大学院ではありませんが、この大学院の有用性については皆さんから否定の言葉をいただいたことはないので、税理士を目指される方に役にたつ講義を受講できる大学院であるところは間違いないと思っています。

 

まとめ

こんな感じで、初年度の受講は終了です。

早期修了できるかどうかにかかわることからその評価も気になりますが、結果はかなり後になります。

まずは、計画通り修士論文の遅れを取り戻すため、年末年始は研究三昧で頑張りたいと思います。