Tax Lawの講義後半が始まりました
昨日(2016.10.29)から、準備を進めていたTax Lawの講義3日目でした。
準備成果が試される2日間の初日でした。
模擬裁判での裁判官役
午前は、模擬裁判での裁判官役でした。
準備の際にも書きましたが、裁判官役は模擬裁判を進行した上で、まとめなければなりません。
けっこう大変です(笑)
特に我がTAP6.5期には、情熱に溢れ、少し暴走ぎみに発言される方がいらっしゃるので、かたよった発言をしない限りには「ジャッジしない裁判官にまで突っ込むなよ!」と思いながらも、楽しませていただきました。
裁判官役も進行に必死になるので、全体がうまく見渡せるわけではないのですが、やはり議論が白熱、または膠着すると、場が熱くなってきます。
まぁ、「大人気なく模擬裁判ごときで熱くなるなよ」とおっしゃられるかもしれませんが、これはやってみると意外に熱くなれます(笑)
模擬裁判では、裁判が始まる前にPPTを作ってしまうので、あるていど争点や議論進行、まとめる上でのポイント、講師が目的としているであろうこの裁判で学ぶべきことなどを予測・推測する必要があります。
そして、これらを踏まえた、最後の解説や関連判例紹介などが行わなければ、うまくまとまりません。
これを実現しようとすると、結局、裁判に関わる争点に関して判例・学説などを網羅することとなり、ボリュームのある準備をしないと追いつきません。
さらにここがポイントですが、裁判官役には通常、評価がつきません(苦笑)
結果としては、裁判官役としてのまとめがうまく行き、齋藤先生から特別にご評価をいただけましたが、
そのため、適度に手を抜くという選択もありだと思います。
なにしろ、納税者役や課税庁役は、議論をして相手に勝つ検討をしなければなりません。
作戦も必要ですし、裁判員に対するアピールも必要です。
勉強して材料を集めればいいというだけではないのです。
模擬裁判での納税者役
午後からの模擬裁判では、納税者役を務めました。
納税者側が負けた裁判なのですが、これでも逆転して勝たねばなりません。
しかも、当初配布されたアサインメントのケースと、講義計画の詳細で記されていたケースが日付違いだったことに気づかず、私は後者のケースを検討してきてしまいました。
そして、裁判官役の概要説明でそこに気づき、指摘したのですが、模擬裁判では、多少納税者有利だった私の検討してきたケースが使用されず、もう一方のケースが使用することになってしまいました。
今回取り違えたケースは、事実が多少異なるものの、ほぼ同内容の訴訟で、かつ、裁判対策を検討する中で、結果として双方のケースに目を通していたことは幸いでした。
急遽、その場で作戦変更です。
さらには、齋藤先生から論証がプアー(貧弱)であるとのご指摘まで受け、めちゃくちゃ焦り、うまく論点がまとまらなくなってしまいました(苦笑)
結果としては、逆転勝訴でき、こちらも結果オーライでしたが、やはり、しっかり資料を確認し、講義前に先生に指摘おかなければなりませんでした。
講義後は丸善へ
講義の終わり際に、明日の修了試験の話となり、生徒からの質問により齋藤先生から参考図書を買ったほうがいい旨のご指摘があり、有志で丸の内ビルディング最寄りの丸善に書籍の買い出しに行くことになりました。
参加者人数分コピーして、費用は頭割りです。
というわけで、今晩はあまり眠れないことが確定してしまいました(苦笑)
まとめ
こんな感じで、翌日の講義に向け、急遽勉強やグループミーティングなどを行うこともありますが、この大学院では平常運転です。
私は眠くなると極端に頭が回らなくなるタイプなので、眠くなったらさっさと寝てしまって早起きで対応します。