A Written Oath

湘南藤沢の開業税理士・マンション管理士・社会人大学生のブログです

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社会人大学院関連

Strategic Corporate Financeを受講しました

今日(2018.4.12)は、先月に修了した社会人大学院で受講した講義に関する記事です。

前回(2018.4.7)は、昨年(2017年)7月に受講したEntrepreneur & Strategyに関して記事にしましたが、今回は、2018年12月の講義、Strategic Corporate Financeの受講体験について書きたいと思います。

なお、春期最後2017年7月に受講したEntrepreneur & Strategyから、2017年12月のStrategic Corporate Financeまで約5ヶ月空いたのは、春期に受講した講義の単位のすべて(4科目8単位)を取得できたことにより、大学院の修了要件は残すところ修士論文のみとなったことから、修士論文執筆に集中していたことがもっとも大きな理由です。

したがって、Strategic Corporate Financeの受講は、目的は次の2つでした。

・会計ファイナンスコース研究科生がMBAを取得するための要件、残り1科目分となったマネジメント研究科(GMP、BIP)の講義5科目10単位以上を満たすこと。

・まったく未受講だったファイナンスを学ぶこと

ご注意 記事の内容は投稿日時点の情報に基づいたものであり、必ずしも最新のものではありません。

 

再び大阪うめきたキャンパスへ

グランフロント大阪

私の所属は東京校(東京丸の内キャンパス:丸の内ビルディング9・10階のビルイン)ですが、その時々のさまざまな理由から他キャンパス(名古屋丸の内キャンパス、大阪うめきたキャンパス)でも講義を受講しています。

1年次と2年次春期には、Risk Managementや合同講義International Taxation、Tax Planning、Behavioral Economicsの受講で名古屋丸の内キャンパスへ行きました。

「Risk Management」の前半講義が終わりました

2年次となってからは、MBAの取得を目指し、Strategic Service Managementの講義を大阪うめきたキャンパス(グランフロント大阪北館ビルイン)で受講しています。

そして、2017年12月9・10・16・17日の4日間、Strategic Corporate Financeの講義は再び大阪うめきたキャンパスで受講しました。

Strategic Corporate Financeに関しては、カリキュラム上、大阪キャンパスでないと受講できないというわけではありません。

年明け2018年1月に東京丸の内キャンパスでも受講が可能でした。

東京でも受講可能なこの講義をわざわざ大阪で受講したのは、1月下旬の補正論文提出時期に講義予習&受講がまる被りしてしまうことにありました。

論文初稿の提出期限は12月上旬だったことから、予習時期には少し被ってしまいますが、早めに論文初稿を仕上げれば、この講義とはちょうど被りません。

指導教授の山田先生のご協力もあり、大変苦労した論文初稿データは、少し早めの12月1日に仕上がったことから、予習にも大きな問題は生じることなく、受講に臨むことができました。

 

会計とファイナンスの違いを強く感じました

講師は、京大法学部、日本銀行、スタンフォード、ボストンコンサルティングというキャリアの田中誠和先生でした。

ご講義では、企業価値評価として、DCF法、NPV法に始まり、企業分析に関して、PBR・PER、EV/EBITDA法、マルチプル、EVA、資本コストなどについて、課題分析を通じて学びました。

名古屋商科大学大学院の講義ですから、アクティブラーニングということで、講師の話を聴く座学が中心ではなく、クラスディスカッションがメインです。

ただ、今回の講義は会計ファイナンス研究科(TAP)の講義ではなく、マネジメント研究科の講義であったことから、受講者の大半が会計・ファイナンスが専門ではないため、受講者レベルにあわせて、田中先生からは基本論点的な質問にも丁寧にご回答いただけました。

実際、私も会計ファイナンス研究科所属ですが、ファイナンスを使いこなすという意味のおいては、初学者ではありませんが、とても専門家レベルとはいえません。

田中先生の比喩をお借りすると、ご趣味のテニスラケットの振り方を教わるように、今回各分析手法に関して、その使いこなし方、数字の意味、それぞれの数字が与える影響を学べました。

もちろん、この講義を受ければ一発で全てがわかるなどということはありません。

ただ「知っている」から「身についている」の入り口まで導いていただくご講義でした。

個人的な感想としては、会計を学ぶアプローチでは、会計は説明責任を果たすための手法であることから「深いところに降りていくように細部の論点に詳しくなる」という流れでしたが、ファイナンスを学ぶアプローチでは、会計での各論点を統合して「全体としてどう使うか」を学ぶ流れのように感じています。

 

まとめ

先生の日程のご都合から講義の中日の土曜日の夜でしたが、田中先生参加の懇親会に出席しました。

懇親会

また、この講義の受講を決断したのは、Strategic Service Management受講時に、大阪キャンパスの方に受講経験をお伺いしたことが大変参考になりました。

私の大学院生活が充実したのは、ひとえに人のご縁とご協力によるものです。

当然、何でもかんでも付き合いを増やせば良いというものではありませんが、頂いたご恩をお返したり、次に送ったりするためにも、できるだけ今後もこのご縁を繋げ、広げていきたいと考えています。