auでんきと東京電力の電気料金メニュー比較
東京ガス、東燃ゼネラル石油に続き、第3弾は携帯電話からauでんきと東京電力の料金メニュー比較を行いたいと思います。
なお、auでんきでは、2016年6月1日に料金改定が行われることとなっており、現時点での単価より値上がりします。
改定前の単価はすぐに変わってしまいますので、今回は、改定後の単価で比較しています。
全体比較表
auでんきには動力関係のプランがなく、電灯契約しかありません。
基本料金は東京電力と同一です。
また、電力量料金の単価が変わる節目も同じため、とても比較しやすいです。
この表からわかることは、auでんきはセット割によるキャッシュバックがなければ、東京電力の旧プラン(3月31日まではまだ新規契約できます)である従量電灯契約よりも料金単価が高いことです。
でんきMプラン(東京)
いつも通り、グラフ化してみました。
※変動要素である燃料調整費、再生可能エネルギー発電促進賦課金は考慮していません。
同等契約である東京電力の春からの新プランであるスタンダードSプランは、使った電気使用量に応じて料金が変わる電力量料金が2段階であることから、その部分で3段階で変化するでんきMプランとの差がつきます。
これにを加えて、携帯電話との契約をまとめることによって適用できる「auでんきセット割」によって、「au WALLET プリペイドカードへキャッシュバック」として、3段階でのキャッシュバックが行われます。
なお、東京電力のポイント付加率は0.5%ですので、セット割を適用できれば、auでんきの方がお得であると言えます。
使用量からだけみるとメリットが出る契約者は、一人暮らし、もしくは、相当節電していて日中は家にいない共働きご夫婦辺りのイメージでしょうか?
auでんきセット割
auでんきの最大の特徴で、これがなければ逆に料金が現状よりも上がってしまうという代物です。
3段階のキャッシュバック制度になっており、第1段階の5,000円未満は1%、第2段階の5,000円以上8,000円未満は3%、第3段階の8,000円以上は5%です。
ただし、注意点として、auでんきの月額ご利用料金のうち、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金、消費税相当額が除いた金額です。
でんきLプラン(東京)
結論は同じですが、もう一つのプランである「でんきLプラン」もグラフ化しました。
基本料金以外は、全く同じですので、結論も同じになります。
ただ、6kVA以上の契約容量であるでんきLプランにおいて、電力量使用量が少ないことは考えにくいため、低い使用量での料金単価の安さのメリットを生かせる可能性は低いと考えています。
まとめ
一応、セット割適用後のキャッシュバックを考慮したグラフも作ってみました。
東京電力のポイント付加分も考慮した上で比較しています。
3%のキャッシュバックとなる電気使用量の目安は170kWh辺り、5%のキャッシュバックは290kWh辺りになります。
携帯電話のキャリアを変えないことが前提ですので、個人的には節約の意味では逆に料金割引による縛りから離脱できなくなる不自由さほどのメリットはないと感じています。
しかし、auを解約しないのであれば、逆に活用の選択肢の一つにできると考えます。