A Written Oath

湘南藤沢の開業税理士・マンション管理士・社会人大学生のブログです

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社会人大学院関連転職・起業・独立

Behavioral Economicsの講義後レポート課題から

一昨日(2017.4.30)に終わった社会人大学院の講義「Behavioral Economics」ですが、まだ講義後レポートが残っています。

Behavioral Economicsの講義最終日

レポートとなった課題は、4日目に講義が行われた行動経済学の「人的資源管理・ 組織行動分野への応用」に関することでした。

講義中にもグループディスカッションでこれに関する内容を討議したのですが、ちょうど今までの自分の仕事に対する取り組み方を振り返ることができました。

今日は、その振り返りで気づくことができたことに関して記事にしてみたいと思います。

 

振り返ってみれば

私の転職歴に関しては、以前にもかなり記事にしています。

疑問を解決するために行動してきました(修繕から管理へ)

疑問を解決するために行動してきました(管理から開発へ)

これも「やりがい」というものの一種なのかどうかはわかりませんが、私の場合は、自らの疑問を解決するために転職を続けてきました。

しかし、本来は転職などせず、一つ企業に長く勤められることが良いと考えています。

転職・起業はあまりお勧めできません

それは、今回の講義でも改めて感じたことですが、日本は転職に全く向かない市場環境だからです。

転職リスクが大きく、少しでもやりがいを感じられる仕事ができるのあれば、そこに留まって働くべきですし、多少でもそう思える部分があったからこそ、就職・転職してその会社に勤めたはずです。

その意味で私は失敗し続けています。

また、日本の企業は「仕事」や「職務」に関する定義が曖昧ですが、代わりに「組織」に所属していることが重要です。

そのため、「何ができるか?」ではなく、「どこに所属しているか?」を問われることが多く、そこに多くの社会的評価がついて回ります。

したがって、所属する組織を転々と変えることは、なかなか肯定的な評価に繋がりません。

結論、自分が所属する職場環境を少しでも良くし、会社としても成果が上がる組織にするということは、とても大切なことだと感じています。

 

だからといって、簡単に変えることができるものでもない

よくいわれることですが、「他人を変えることは難しい」です。

自分自身を変えることですら、なかなかできないのですから、ましてや他人を変えようとすることは大変です。

それなら、まず自分自身を変えるほうが簡単です。

ただ、自分自身を変えられる速度が、組織が求めている速度で行えるかどうかとは別問題です。

また、組織の方向性と自分自身の方向性がずっと同じとも限りません。

私の場合、自分自身を「変えられない」、また「変えられる速度が組織の求めている速度で行えない」ことなどから、転職・独立してきてしまいました。

 

組織に所属しない生き方

私の場合は完全に独立しているわけではありませんが、それでも一般的なサラリーマンに比べれば独立性の高い働き方をしています。

リスクテイクと引き換えに、この方向性へと進んできました。

この方向性に生きるのであればこそ、収入よりも「やりがい」や「働きがい」が重要だと感じています。

ただ、この「やりがい」や「働きがい」を云々できるためには、まず「生活が成り立つ」ことが前提になります。

この前提をクリアできないと、その先にあるものには取り組めません。

「仕事」である以上、やはり「生活できるだけの」と枕詞をつけて、「収入が大切」だと感じています。

そのため、この「生活できるだけの収入」に関する前提なしに安易に起業や独立することをお勧めしていないのです。

 

もし起業・独立したのであれば

ただ、このハードルを乗り越えて、起業・独立されたのであれば、今度は仲間として応援したいとも考えています。

税理士を目指したのは、自分自身の起業・独立に役に立つだけではなく、他者を支援できる仕事でもあるからです。

そのため、ただ税務申告できればよいと考えず、企業経営に関する幅広い知見を得たいという考えもあって、税法免除だけではなく、MBAも取得できる現在の名古屋商科大学大学院に通っています。

 

まとまっていないまとめ

想いや振り返りだけで、ちっともまとまっていませんが、現在はこんな感じで考えています。

ただ、このような想いで取り組んできた結果として、現在ではとてもワークエンゲージメントが高い職場環境で仕事ができています。

また、大学院での学びや出会いでのおかげで、仕事の幅も広がってきました。

長い期間がかかりましたが、ようやく好循環が次の好循環を生み始めているように感じています。