転職・起業はあまりお勧めできません

最近、ブログネタ探しに古い資料を少し読み返しています。

過去の職務経歴書を読み返した時、自分なりに色々考えていたけれど、失敗だらけだったなと振り返っていました。

初めての転職をするまでの経緯については、次の固定ページ記事にしています。

自分史
生まれる 私は、母の実家近くの茨城県勝田病院で生まれます。 その頃、両親は出会った東京に住んでおり、母は出産のため里帰りをして...

※補足として、トップページの職務経歴書は転職用ではなく、公庫融資審査用に作成したものです。

 

けっこう転職しています

プロフィールにて「以前の実績」として記載していますが、そのうち5社は正社員として、その他は非正規形態で勤務していました。

プロフィール
大浦智志(おおうらさとし) 税理士法人勤務のパートタイマー(税理士法人アイム会計事務所) (一社)神奈川県マンション管理士...

当初からこんなに転職するつもりだったわけではありません。

結果的に現場からのボトムアップとして実務を積み重ねて現在に至っています。

そもそも理想的な転職に成功していれば、転職する必要はないはずです。

これだけ転職したということは、失敗ではなかったとしても成功はできなかったことに他なりません。

 

転職・起業はお勧めしません

私はこんなことをしてしまいましたが、他の人には転職や起業はお勧めしません。

みなさんそれぞれに働く理由があると思いますが、仮に「何のために働くのか?」ということを「お金を稼ぎ、生活を成り立たせるため」ということに前提を置けば、転職は、この上なく「不安定」で、かつ、「非効率」だからです。

必要なことは、目的と成果が合致することのはずです。

そこで転職を当初から織り込んで目的の達成を計画することは、そうせざるをえないような特殊な環境を除き、社会通念としても認められていないと思います。

マンション管理業務でも、大手は転職歴3回以上の人は、書類審査で落ちると噂で聞いています。

また、私が税理事務所に転職しようとした際にはかなり履歴書を書きましたが、面接に辿り着けたのは3社のみで、ほぼ書類審査だけで落とされています。

 

転職は成功率の低い博打だと感じます

一般的な転職市場で、高い評価を受けるのは、若くて優秀な方です。

もちろん、そういう方も中にはいらっしゃると思いますが、これが実現する瞬間って相当短いスパンの話です。

この部分では、そもそも安くて使い勝手のいい即戦力が欲しい採用サイドの都合と、元の勤務先を辞めて実現したいことが一致するパターンって、相当レアなケースだと思っています。

また、それほど若くなくても専門性を買われて転職するパターンもあります。

ただ、その場合もその専門市場自体の市況が影響すると考えています。

人手不足だったり、市況がにわかに活況だったりするときには、うまく行くかもしれませんが、昨今の保育や介護の現場のように市況に対して労働単価が低い市場だと、ミスマッチになってなかなか成立しないですよね(民間保育現場はそもそもブラックすぎるので参考にならないかもしれませんが・・・)

この他、転職時点では成功しても、転職後の市況変化で会社が傾き、続けられなくなるケースもありました。

人生をかけるに近い博打を打たずに済むならそれに越したことはありません。

チャレンジは他のことでもできます。

 

ただし、他のことで補えないのであれば、選択肢の一つになります

たびたび転職しないで済むことが原則だと思うですが、現実を前にすると理想ばかり言っていられないこともあります。

自身の目的と成果が不一致であるなら、そこには見直し(転職など)する余地があるはずです。

もし転職するのであれば、私は経験上、次のことに気をつけています。

 

身を守る必要があるか?

身を守らなければならいほど追い込まれている場合は、即やめるべきです。

職種や業務内容にもよると思いますが、私の目安は月の残業時間が100時間を超え、それが繁忙期などの一時的な現象でない場合に、身体だけではなく、仕事のクオリティも少しずつ怪しくなっていきます。

ここを超えての限界値は、与えられ無理やりやらされている仕事であるほど低くなり、自ら率先してやっている場合には、逆にもっと働けます。

管理職をやっていた時は、この時間をはるかに超えて働いていましたし、会社に出ていなくても仕事の電話はかかってきます。

このような状況になると、だいたい仕事に追いかけられている状態になっているため、個人の問題だけではなく、会社としての問題にもなるはずです。

そこで改善を会社に求めますが、それが実現したことはありません。

そうなってしまうということは、そうなるだけの理由がそれぞれにあったからです。

私の主張不足や能力不足が原因だとしても会社として放置しておいていい理由はないはずですが、会社は、責任を取る人が出るか、やらなければならない具体的な理由(人が辞めたなど)がなければ動けません。

調子を崩している程度の時に、身体を壊してしまう前にやめることにしていました。

 

得意でないことを避けてもいい。ただ、それが単なる逃げだと続かない

少なくとも得意でないことを身につけるには時間がかかります。

したがって、特に短い時間での成果を求められるビジネスの場で、不得意な分野で勝負することはお勧めできません。

ただの「逃げ」だと一時的には回避できたとしても、不思議なもので、長期的には必ずまた似たようなことが起こって躓いてしまいます。

しかし、生真面目にその場で立ち向かい続けていても必ず乗り越えられるとは限りません。

「神は乗り越えられる試練しか与えない」みたいに言われますが、私は、状況に応じて一旦引き、次の機会を伺うようなやり方もあっていいと考えています。

 

営業的なポジンションでの転職は、「深めること」と「広げること」のバランスを考える

私は「今できること」を武器に、「新しいこと」にチャレンジできる環境に身を置くようにしていました。

これは、「深めること」と「広げること」のバランスが取れていないと、なかなか次の仕事に繋がらなかったからです。

基本は「深める」ように仕事をしていると、結果として仕事の幅が広がるように感じていました。

そのため、その場(会社)でずっと自分を磨き続けることができるのであれば、それが一番です。

ただ、何らかの理由で転職せざるをえないのであれば、「深めること」だけの転職はとても難しいです。

特別な専門職以外、使う側から考えれば、「それしかできない人」よりは「使い勝手が良い人」の方が便利だからです。

だいたい転職すると私は、そう考えてはいなくても、常に新しいことを求められました。

人は変わりたいと思っていませんが、会社は新しいことにチャレンジしたがっています。

しかし、リスクは取りたくないので人に押し付けようとします。

この綱引きが常に行われていたように感じています。

 

まとめ

大切なのは「なぜ転職・起業をするのか?」です。

そこがしっかりすれば、自ずと方向性が見えてくるのではないでしょうか?

誰にとってもチャレンジは大切だと思っていますが、別に転職や起業でなくても良いと考えています。

ただ、高い志がある方でその考えに共感できるのであれば、できる範囲で応援したいとも思います。