鵠沼松が岡付近の散歩を楽しみました

昨日（2017.5.5）は、妻から誘われて、夕方からご近所を散歩しました。

妻は私が建築好きなのを知っているので、今回の散歩は、ご近所の高級住宅街、鵠沼松が岡を歩きました。

鵠沼松が岡

藤沢をご存じない方には地名だけ出してもわかりにくいと思いますが、この鵠沼松が岡は、昔は高級別荘地でした。

明治に鵠沼海岸海水浴場が開設された後、明治中期頃から別荘地として開発され、発展してきた歴史があります。

そして、鎌倉ほどではありませんが、東屋という旅館では結構な文人（志賀直哉、武者小路実篤、芥川龍之介、川端康成他）が滞在し、執筆活動を行った歴史もあるそうです。

そんな流れから、その後、高級住宅街が形成され、現在にまで至っています。

偉そうにこんなことを書いている私は元関西人のため、にわか神奈川県民ですが、妻は藤沢生まれではないものの、小学生の頃にはこの松が岡に住んでいたとのことで、この辺り（松が岡・湘南海岸）に詳しく、妻の小話を聴きながら散歩しました。

アイキャッチの画像にもしましたが、住宅街なはずにもかかわらず、一部の個人宅の庭が大きすぎて松林のように見えます。

最近は、大きな邸宅が取り壊されて、どんどんと小さな区画割りの宅地になってしまっていますが、一丁目付近は「まだ古い松が岡の景観を残している（妻談）」とのことで、中に立っている家がほとんど見えないレベルの個人宅がいくつもありました。

大きい家は何軒か見たことがありますが、こんな松林に囲まれた家はみたことがありません。

そして、明治の時代の話ですが、鵠沼付近は、次の写真のような景観だったようです。

松が岡丁目・二丁目付近を通り抜けた後は、妻が好きだというパン屋さんで軽く夕食を食べました。

イートイン付きのパン屋さんで、セルフサービスで無料のコーヒーも飲めます。

私はBLTサンドを美味しくいただきました。

帰りは、鵠沼海岸商店街経由で、松が岡三丁目・四丁目付近を通り抜けました。

その際、妻から教えてもらって驚いたのが、次の看板です。

道路に張りだす大きな松の木を切らずに育てることが条件のようですが、すごいですね。

松の木への愛とこだわりを感じました。

そして、最後は、妻の母校である鵠洋小学校をのぞいてから、自宅へ帰りました。

勝手に掲載できないため、個人宅の写真はアップしていませんが、たくさんの個性的な邸宅を見ることができ、大満足な散歩になりました。

そして、新築の戸建てがどんどんと建設されていることがわかる散歩でした。

マンションではなく、戸建てに関してですが、変わりゆく新旧の街並みを眺めながら、住みつなぐことの様々な側面を考えさせられました。