社会人大学院での学びについて
近頃は、めっきり寒くなりました。
このブログを続けて読んでいただいている方には伝わっているかもしれませんが、最近は通学している名古屋商科大学大学院での受講及びゼミでの修士論文検討対応に追いかけられる毎日です。
現在、私はこの学びに必死です。
大学院に入学した最大の目的は修士論文による税理士試験の税法免除ではありますが、税務業界出身ではない私は、その他にも幅広い税務の基礎知識や業界情報、業界内での人的ネットワークなども必要です。
また、この計画をスタートさせるにあたって資金面での準備が十分ではなかったことから奨学金などの借入れもしています。
そのため、私にとってこの社会人大学院での学びは、税理士になるプロジェクトの一環であり、個人的なプラスアルファの学びではなく、「事業」そのものです。
加えて、私個人のベースとしては、資格として「マンション管理士」があり、そこに分譲マンションを貸している大家業を含め、不動産にまつわる様々な経験や知識を付加した個人事業者だと考えています。
ここに「税理士」という要素を付加することを目標としています。
税理士になること自体がプロジェクト
資格を取れたら安泰と考えていたから、このプロジェクトを始めたわけではありません。
前述の通り、あくまで様々な構成要素の一つとしてこの税理士になるプロジェクトを始めています。
このプロジェクトのスタートラインをどこに定めるのかは難しいところがありますが、私自身は、考えているだけだった段階から明確な行動になった時点、すなわち、サラリーマンを退職した時点だと考えると、2011年10月末に退職したことから現在で丸5年が経過しました。
以前にも記事化した通り、その翌月の11月に日商簿記検定2級に合格し、翌年2012年2月から自宅として購入した分譲マンションを賃貸し、その不動産所得と適宜アルバイトなどの副収入を加えながら、勉強を続けてきました。
その後、その時々で「日商簿記2級に合格する」、「税理士試験に科目合格する」など各目標を掲げ、取り組んできましたが、これは「税理士になる」ことを最大の目標とするプロジェクトの一環であり、通過点でした。
いま目の前の目標に全力投球
元々の性格が一番大きいとは思うのですが、このような経緯をたどったこともあり、これ以上回り道をしている余裕はありません。
資金的な面もありますが、様々な協力や支援をいただいて、いまの環境が維持できている現状、これ以上周囲に迷惑をかけ続けたくないという気持ちが強くあります。
そのため、私にとっては当然の結果として私の力の及ぶ範囲でしかありませんが、一人の個人事業者として全力投球をしています。
しかし、その意味においては、ブログ研究会で知り合った独立直後の税理士先生方に比べると、知識や経験だけではなく、まだまだ覚悟や取り組みなどが甘いと考えています。
すべての人がそうである必要はない
その一方で、社会人大学院で学ぶすべての人がそのような姿勢である必要はないと思っています。
むしろ、多様な考え方や価値観を持つ人と接することが学びを深くする面があると考えています。
ただ、姿勢や考え方は別として、修士論文の税法免除を目指すだけであれば、私が通学している名古屋商科大学大学院は過剰なまでに厳しい大学院だと感じます。
いまの学業が無駄だとか不要だとか思っているのではなく、もっと楽で合理的な方法があると考えているだけです。
また、名古屋商科大学大学院にきたからといって、すべての課題やノルマに対して真正面から取り組む必要もないと考えています。
その入学した目的に合わせて、「無理なく、上手く、効率的に」頑張ることが大切なのではないでしょうか?
まとめ
最近、個人的に厳しい科目(所得税法・相続税法)が続いていることから、愚痴っぽくなってしまったかもしれません(苦笑)
しかし、そのようなことは別として、要領も大切というか、そこも社会人大学院で試されている要素の一つだと考えるようになりました。
私自身は、要領に全く自信がありませんが、計画してコツコツやることに関しては、税理士試験を通じて少しは学べたと感じています。
その辺りの長所を活かしつつ、まずは目の前の課題に取り組みます。