大阪帰省しています!
昨日(2016.1.22)より、実家のある大阪に帰省しています。
先般の『鎌倉に行ってきました!』記事でも時期・時間をズラすことを心掛けていることを書きましたが、これもその一環です。
一般的には、お互いの休みなどの事情から、帰省の時期はなかなかズラせないと思うのですが、我が家には特有の事情があります。
それは、実家が喫茶店経営の自営業者で、かつ、元日も午前のモーニングを休むだけで、冠婚葬祭などの特殊要因がなければ、基本年中無休であることです。
そのため、年末年始に帰省しても、普段の週末に帰省しても、店を開けてしまっており、実家でゆっくりするという感じにならないのです。
実家の両親
プロフィールの最後に『自分史』へのリンクを貼っていますが、実家ではもう30年以上喫茶店を経営しています。
無い無いづくしの中、起業したため、両親は本当に休みなく働き、私を育ててくれました。
「休みなく」と形容しても、普通は多少休んでますよね?
定休日があるとか、社員旅行に行くとか、多少何かあるはずです。
しかし、社員旅行は、バブルが弾ける前に何度かやりましたが、私の両親は、定休日を作ったことがありません。
今朝も朝5時の開店に間に合うように、世も明けぬうちから出かけて行きました。
一般的な喫茶店であれば、そんな時間から店を開けないと思うのですが、これは、実家の喫茶店のそばにはタクシー会社があり、メインの客層がタクシー運転手さんたちであることが影響しています。
こういう両親を見て育ちましてたので、「自営業者は大変すぎてやりたくない」と思っていたはずなのですが、それもかかわらず、税理士試験受験したり、起業したり、してしまいました(苦笑)
休みなく働くことについて
実際のところ、私の周りには休みなく働く方が結構います。
仕事が楽しくて仕方ないから働く方だったり、起業したてで「休んでる暇なんてない」という方がだったり、理由は様々なのですが、皆さんよく働きます。
私は、「会社から与えれる仕事がこなし切れず」、結果、休めずに働く期間がありました。
「業務を身につけられる効果」や、「苦しい時期をくぐり抜けることによって体得できるものがあること」を感じていることから、ハードワーク自体は否定しませんが、礼賛はできません。
「続けられる」ハードワークには、意味がありますが、「続けられない」ハードワークには意味がないからです。
前提として、本人の続ける「意思」や、取り組む「姿勢」、そのための「手法」なども大事ですが、最後のパーツとして、続けられる「環境を整えること」が重要だと考えています。
両親を見て思いますが、ハードワークを行える環境を整えるために、一般的な家庭にありそうなことを「やらない」選択をしているのです。
また、私が行き詰まる時は、たいてい「やらない」選択をできず、「やりきれない事をやろう」として失敗しています。
「やらないこと」を決める
私には、まだ偉そうに言えるほどの考え方の「軸」がありません。
しかし、これがないと様々な状況の中で、判断に迷いが生じたり、場当たり的な対応をして、一貫性のない動きになってしまったりします。
ただ、『活躍できるマンション管理士養成塾』でも誓約していますが、最低限度のルールとして、「談合」や「バックマージン」、「手数料商売」などをしないことは決めています。
最初から全て用意して始めることは難しいですし、思い描いた通り進むこともまずないと思っています。
そして、両親も起業に際して、いろいろ走らせながら決めていました。
私もそうしています。
そして、その中で、自らの「軸」を磨いていければと考えています。
まとめ
子供として、感謝はありつつも、親にはいろいろ思うことがありました。
しかし、両親は、このハードワークを続けた事により、バブル期には近隣に7店舗ぐらいあった喫茶店が全て廃業していく中、未だに喫茶店を続けるという結果を出しています(儲かっているのかどうかはともかく・・・)
繰り返しになりますが、「意思」や「姿勢」、「手法」なども大切だとは思いますが、まずはその前提として「環境を整える」ことが凡人には大切だと考えます。
そして、「税理士試験受験」や「マンション管理士としての業務」でもそうでしたが、その整えた環境を崩さないために、「軸」を定めることが重要だと思っています。