「不動産購入と資金調達」セミプライベートセミナーに参加してきました
昨日(2018.5.12)は、地元藤沢でセミナー受講してきました。
内容は不動産投資に関するもので、「不動産購入と資金調達」がテーマでした。
講師は石渡浩さん
私が住んでいる地元藤沢で不動産投資など事業をやられている方です。
以前からブログで知っており、過去にもセミナー受講したことがありました。
その手法の全てを礼賛したいわけではありません。
ただ、ご著書を読めばわかるのですが、流行りの属性を利用したサラリーマン不動産投資ではなく、法人そのものの財務体質をよくして、事業を拡大していくという正攻法、正に王道を地道にやられた方です。
その部分に関して、行動を伴った勉強家・努力家であり、私は尊敬できる、とても素晴らしい経営者だと思っています。
学生では、給与所得など不動産以外の所得がありませんので、多少手銭があったとしても融資を受けることはたやすいことではありません。
仮に一度融資を受けれたとしても、そこからさらに大きく拡大するには、その不動産事業そのものがうまくいっていないと続けての融資は難しいはずです。
しかし、その壁を乗り越えて事業を拡大されています。
その結果、代表者の連帯保証を外し、最終的には不動産所有法人の株式を売却してキャッシュを手にするという、サラリーマン大家が夢見る「成功」としての一つの形を実現されました。
学びたかったのは手法よりも考え方
今回セミナーは、テクニカルな手法よりも、不動産事業を行っていく上での考え方を学びたいと思っての参加でした。
現状、私自身はファミリータイプの区分所有マンション1室とその附属駐車場を賃貸しているにすぎない上に、置かれている環境も違い、選べる手法が大きく異なり、単純にその手法を再現できる状況にはありません。
しかし、融資を受けて規模を拡大する時には、その手法の基本的な考え方は応用がききます。
全く同じではないでしょうから、自分自身で手探りで探し、様々な障害を汗をかいてくぐり抜けないと行けないかもしれませんが、それでも「事業」である以上、そのような努力は避けて通れませんし、むしろそここそが商売の楽しみでしょう。
もちろん、考え方だけではなく、現状の融資・不動産トレンドに関してもお話を伺うことができました。
不動産管理・運用に一定以上の価値があることを再認識
オーナーご自身が全ての知識を身につけて対処できるのであれば問題ありません。
しかし、サラリーマン大家さんでは、普段の仕事もありながら、そこまで学ぶのは難しいのではないでしょうか?
もちろん、専門の管理会社に丸投げでも問題はありません。
逆に、自主管理にしたからといって、直ちに大きな問題になるわけでもありません。
ただ、その部分に手をつけるとなると、緊急対応なども含め専業大家でないと難しい部分があることも確かなはずです。
そこで、不動産運営・管理に関してのノウハウがあることに大きな価値があることが改めて認識できました。
規模の拡大が難しくなった方には、整理・再出発も難しい状況に陥っている方もいらっしゃいます。
今回のセミナーでは、不動産オーナーに対して、管理運営面のアドバイスから収支改善に協力できることでお役に立てる部分があると感じることができました。
まとめ
別に不動産に限りませんが、安く買って、高く売るは、商売の基本です。
また、もともと持ってる不動産で事業を行う地主さんは別として、基本融資を受けて事業を拡大する大家業は、スケールメリットを狙って規模の拡大を焦るあまり、不動産自体の価値そのものに眼が届かなくなりがちです。
不動産は、融資を受けることにより、その法人に大きな含み損を作ることができてしまいます。
それをうまく利用することも不可能ではありませんが、基本は損失ですので嬉しいものではありません。
そこに大きな落とし穴があることにご注意願います。