ご近所にヤオコーができました
開店は少し前だったので、地元の話題に少し乗り遅れる感じですが、先日開店後初めてヤオコーに行けました。
税理士試験受験時代は、受験専念生であった期間に、料理ほか主夫業っぽいことをしていたので、ご近所のショッピング事情は結構気になります。
何のニーズを掘り起こしているのか私自身もよくわかっていませんが、そのつながりで、歳末の買出しネタも記事にしています(笑)
地元藤沢市は、比較的流入(自然増減より転入により人口増している)が多い市町村であることから、地元不案内な転入者からのネット検索流入が意外なほどあります。
その意味で、この記事がお役に立てばと考えています。
価格よりも利用のしやすさ
内部の写真の掲載は控えますが、ヤオコーさんは、店舗が新しいだけではなく、その商品ディスプレイもきれいでした。
品揃えも豊富で、安さを売りにして集客をするのではなく、利用のしやすさなどから、ターゲットイメージはもう少し収入が高い層を狙っている感じです。
また、店舗は藤沢駅から少し歩くところにあります。
そのため、駅前の店舗とは違う、主に近隣居住者を狙った戦略をチョイスしたと考えています。
理由は、オープニングセールがとても短期間だったからです。
広い範囲から集客しようとすれば、価格などで勝負しなければ、その価格に見あった数がさばけません。
ヤオコーが採っているこれらの行動から考えると、価格では勝負しない戦略だと感じました。
近所には競合が3店舗もあります
さらにいえば、駅前の店舗を除いても、近隣にイトーヨーカドー、フジスーパー、クリエイトと3店舗も競合があります。
一応、クリエイトはドラックストアがメインですので、直接競合していないように思われるかもしれませんが、生鮮食料品を除けば、かなりの品揃えがあることから、生鮮食料品などに関してネットスーパーを利用する主婦層からは、日用品の購入に便利に活用されており、かつ、距離も近い(道路を挟んでいますが、直線100m未満)ため、スーパーマーケットとしてかなり競合していると感じます。
そして、クリエイトからは少し離れるものの、イトーヨーカドーとフジスーパーは、さらにターゲット層が似ています。
フジスーパーは立地と営業時間に強みがあり、イトーヨーカドーはブランドイメージと地下1階から地上6階までの複合ショッピングモールとしての品揃えを強みとして差別化していますが、ここにヤオコーが新規参入します。
現在、ビジネススクールに通っていることもあり、野次馬的興味などから、今後の展開が勝手に気になっています。
居住者の新陳代謝が進んでいます
一応、藤沢市は人口増していますが、その増加率はかなり鈍っています。
藤沢市内で人口の単純増加が進んでいるのは、駅前開発が進んでいる辻堂地区ぐらいで、他のエリアは転入とともに転出も同じぐらいあります。
ただ、全体として少し転入者の方が多いことから、結果として人口増を続けています。
そのため、既存店だけが一方的に危うくなるのではなく、新規店舗もよほどの頑張らないと厳しい戦いが待っていると考えます。
特に、ヤオコーが参入してきた、この鵠沼・片瀬地区は、転入者数も多いですが転出者も多いエリアで、居住者の新陳代謝が進んでいます。
そこは、新規参入者に有利に働く面もありますが、反面、マーケット自体は大きくなっているわけではないことから、パイの奪い合いに勝てる資本力が必要という課題もみえます。
人口に関しては、この動態(増減の理由や年齢層)などもよくよく分析しないと、将来像を見誤る可能性がありますので、注意が必要です。
まとめ
今回書いたこと以外にも、主婦層的には幼稚園の登園後に営業しているかどうかなど、実に生活に密着した要因で利用先が変わります。
今後、各店舗がどのような戦略を取り、顧客維持・獲得を目指すのかに注目しつつ、買い物したいと考えています。