「Cunsumption Tax Law」の前半講義が終わりました
昨日(2016.4.24)で、2週末かけて行われる「Consumption Tax Law(消費税法)」前半の講義が終わりました。
消費税法については、次の時期の通り予習しています。
これらの予習をもとに講義に臨みました。
松田和久教授
この講義の講師は松田和久教授です。
国税局査察部ご出身で、その後税理士として独立開業されて20年の実務家ベテランです。
ご本人もおっしゃられていましたが、正直、消費税法はあまり面白い税法とは言えません。
考え方としては理解できるのですが、「だからどうした」的な部分が大半を占め、エンターテイメント的要素がほぼありません(エンターテイメントたっぷりの税法講義というのも考えにくいのですけれど:笑)
しかし、そんな題材であるにもかかわらず、松田先生は、できるだけ講義を盛り上げるべく、ディスカッションをコーディネートしていただいていました。
また、先生は実務家であることから、納税者サイドに立ったご発言も多く、税法や規定、通達のみで白黒つけるようなお話以外の心情的な部分に着目するお話ぶりで、無味乾燥になりがちな税法の講義にメリハリを与えて下さっていました。
オリエンテーション
この時間を使って、この後に行われるグループプレゼンテーションに備えます。
事前にグループ分けされており、各グループで協議しました。
予習時点で作成しておいた資料を基に打ち合わせをし、グループ内で発表パートはさらに分割し、それぞれの担当部分について見直しします。
事前準備していたことは無駄ではなく、先にプレゼン資料の土台を作っておいたことで、打合せがスムーズに進みました。
グループプレゼンテーション
いよいよ発表となるグループプレゼンテーションですが、それぞれに担当パートの教科書内容についてプレゼンし、そのまとめとして「問題提起(ケース紹介)」を行います。
問題提起においては、その担当パートに関連するケース紹介があり、その実際にあった判例をもとにディスカッションが行われました。
このディスカッションでは、消費税法の科目合格が一番役に立ちました。
また、不動産関連の実務知識も有用でした。
基本的な理解ができていれば、的外れな意見を出さずに済みます。
したがって、積極的に発言しやすくなります。
ただ、松田先生は揚げ足を取るようなことおっしゃられず、多少ポイントがずれていても積極的に発言者のいいところを拾い、ディベートが盛り上がるように誘導されていました。
生徒も大変ですが、先生も大変な学校だと改めて思います。
題材は選べても、どんな発言が出るかは全くわからないわけですから、すべてアドリブです。
知識だけではなく、頭の回転力・発想力などもお互いに問われている講義だと感じました。
土曜日の講義後には修士論文説明会
土曜日の講義後には、山田ゼミの先輩から自主企画の修士論文説明会が行われました。
内容は主に修士論文の資料集めの方法についてです。
ゼミで教授からもご指導がありましたが、さらに一歩踏み込んで、具体的な方法がマニュアルレベルで提供され、質疑応答なども行われました。
大学院での講義は後半になるほど、様々なスケジュールが並行して走るようになるため、修士論文はできるだけ早くスタートさせる方が良いのです。
先輩たちのご苦労の上にこの環境があるわけですから、有難すぎて言葉がありません。
日曜日の講義後には新入生歓迎会
修士論文による税法免除を目指すTAP(Tax Accountant Program)のメンバーだけではなく、GMP(General Manager Program)・BIP(Business Innovation Program)他のMBAプログラムメンバーを含めた東京校全体での歓迎会でした。
普段はあまり接することのない他業種の方と交流できる機会であり、刺激になる集まりで、こちらもとても有難いものでした。
そしてここでびっくり、ブログを読んで私を知ってくださっている方がいらっしゃいました!
講義準備の検索で私のブログがヒットしやすいTAPメンバーは別として、初めてのパターンです。
ブログでの発信がリーチしていることを実感できたので、とても嬉しい出来事でした。
まとめ
最初だけかもしれませんが、圧倒的なまでの勢いで週末イベント尽くしです。
そして、その週末に向け、平日の隙間を縫うようにして予習が必要です。
山田先生からもご指導頂いていますが、この大学院では、タイムスケジューリングの能力が最も重要なポイントだと実感します。
もちろん、経験や知識があるに越したことはないでしょうが、全知ではないのですから、的確に準備し、発生する事態に対応するためには、「時間」の確保が有用なことは間違いありません。
「多少寝なくても死なない」とかいうブラックな世界に突入しないように、スケジューリングを間違えないよう努めたいと考えます。