ソフトバンクでんきと東京電力の料金メニュー比較

前回(2016.3.2)は、auでんきと東京電力との比較でした。

auでんきとの全体比較表auでんきと東京電力の電気料金メニュー比較
東京ガス、東燃ゼネラル石油に続き、第3弾は携帯電話からauでんきと東京電力の料金メニュー比較を行いたいと思います。 https://w...

今回は、携帯電話つながりでソフトバンクでんきと東京電力との電気料金メニューを比較してみたいと思います。

とは書いたものの、ソフトバンクでんきのオリジナルプランである「FITでんきプラン(グループ会社であるSBパワー株式会社が提供する再生可能エネルギー)」については、その詳細がまだ発表されていません。

したがって、現在のソフトバンクでんきが提供するプランは提携している東京電力が提供しているプランしかありません。

多少のアレンジはありますが、ソフトバンクでんきが小売販売する東京電力の電気という状況です。

そのため、ソフトバンクでんきは、既存のソフトバンクの「携帯電話契約」、もしくは「光などのブロードバンド通信契約」をしている利用者が、その契約に電気料金契約を加えて、セット割引を適用するというアプローチで考えるとわかりやすいと思います。

 

全体比較表

比較するとはっきりわかりますが、プラン名まで同じです。

「バリュープラン」以外は、料金メニューとしての内容は全く同じです。

Tポイント付与分も電気料金(消費税等相当額、再生可能エネルギー発電促進賦課金、延滞利息等を除いた金額)に対して0.5%と同じですので、あくまでセット割引が適用になった分のメリットが出るのみです。

ソフトバンクでんき全体比較表

 

セット割引

「おうち割」と名付けられているいうセット割引メニューは2種類あります。

一つは、「でんきセット」という携帯電話契約または固定電話契約とセットすることによって行われる割引で、「スタンダードプランS」で「100円/月額(税込)」、「バリュープラン」で「200円/月額(税込)」、「プレミアムプラン」で「300円/月額(税込)」です。

スマホ・ケータイ代金1人あたりの割引額なので、家族で契約されている方であれば、かなりの割引額になると思います。

ただ、この「でんきセット」割引は、2年間という条件になっています。

2年後には契約継続を促す新しい割引条件が提示されるかもしれませんが、このセット割は無条件に継続するものはないことを知っておいて頂ければと考えます。

 

また、もう一つの割引は、「光セット」です。

こちらは契約している光などのブロードバンド契約の種類によって割引額や割引期間が変わる制度とってなっており、シンプルには説明ができません。

最大で「2,000円/月(税込)」の割引ですが、こちらも2年間は割引されますが、3年目以降は割引額が下がります。

このような条件のもとに、「スタンタードプラン」は1年縛り、その他は2年縛りの契約です。

期間中解約には解約事務手数料(540円)がかかります。

 

バリュープラン

ソフトバンクでんきのアレンジ電気料金プランであるバリュープランについて、いつも通りの分析を行ってみたいと思います。

スマート契約という「基本料金」も変動してしまう契約となるため、いつも通り除外している変動要素の「燃料調整費」や「再生可能エネルギー発電促進賦課金」に加え、この要素も除いてグラフ化しています。

バリュープラン比較グラフ

「バリュープラン」は、従量料金となる300kWhで現在の基本メニューである「従量電灯B」契約に最も近づきますが、400kWhまでは「バリュープラン」の方が料金単価が安いことから、そこで少し差がつきます。

400kWhから上は、「従量電灯B」よりも「バリュープラン」、「プレミアムプラン」ともに料金単価が少しだけ高いのですが、わずかの差であることから「従量電灯B」を超えるような状況にはほぼなりません。

ただ、「プレミアムプラン」と「バリュープラン」にはそこまでの差がありませんので、500kWhを超える時点で料金が逆転します。

したがって、月間500kWhが「バリュープラン」と「プレミアムプラン」を選択する上での使用量の目安になると言えます。

この他、バリュープランには300kWh未満の使用量であった場合に、下回る5kWhごとに「Tポイント50ポイント」、または「スマホデータ量0.15GB(有効期間1か月:2年間継続で、25か月目以降は0.1GBに低減)」を選択して還元できるという特典が付いています。

 

まとめ

複雑な携帯電話料金プランがさらに複雑になると感じています。

ただ、ソフトバンクで家族の携帯電話などをまとめてしまい、当分離脱するつもりないというご家庭であれば、さらにコストダウンできる余地ができたと前向きに考えられるかもしれません。

また別視点から考えると、電力はたくさん使うとそのピーク時に合わせて発電設備を用意する必要があり、社会コストになるとの考え方から、たくさん使う人にそのコストを負担してもらうため、3段階で使う人ほどコスト負担する料金制度だったはずです。

ここまで分析してきて思うことは、営利企業である以上致し方ない部分もあるとは思いますが、従来の電気料金プランの基本的な考え方を否定するような、たくさん使う人にコストメリット出すような料金設定がなされている部分があり、その矛盾を感じずにはいられません。