「Risk Management」の課題発表がありました
いつも通り、まだ「Corporate Tax Law(法人税法)」の講義の途中ながらも、次講義である「Risk Management」の課題発表がありました。
この講義は、東京校開催ではなく、名古屋本校開催の講義のため、5月21・22日、5月28・29日の2週末は、名古屋へ行きます。
受講選択の経緯
「Tax Planning」
本来、名古屋商科大学大学院東京校の通常のカリキュラム通りに履修すると、このタイミングでは「Tax Planning」の講義となります。
しかし、この講義の講師で、修士論文ゼミの教授でもある山田有人先生から、「Tax Planning」は「International Taxation(国際税務)」を受講した後のほうが良いとのお話をいただきました。
確かに、山田先生の「Tax Planning」ご講義は、次の講義計画からも読み取れるのですが、単純な国内の税法に基づく節税の講義ではなく、国際税務を受講してから受けた方がより良い内容になっていることがわかります。
講義計画
本講義は、全日程をケースメソッドで実施します。
全ケースについて、講師よりの解説、グループディスカッションを行ったうえで、講師より指名された者によりアサイメントを発表してもらい、その後、クラスディスカッションを行います。また、最終日に授業のまとめとして、企業向けのタックス・プランニングに関するプロポーザルを作成・発表をしてもらいます。
1st Weekend
理由は、年度のスタートが「秋」だから
このようなことが何故起こるのかといえば、名古屋商科大学大学院の年度始めが9月であることが影響しています。
そのため、春入学の私は2015年度の中途から参加している形になります。
結果、カリキュラム上の受講順との食い違いが生じ、来期受講した方が良い講義が発生してしまうのです。
今にして思えば、「Corporate Tax Law(法人税法)」は、今ではかなり別物ですが、その基礎は「Income Tax Law(所得税法)」にありますし、「Tax Law(租税法)」や「Business Law(会社法)」の講義を受けてから受講する方が理にかなっています。
半期ごとに入学できる制度があるため、仕方ない部分もあるのでしょうが、これでは生徒だけではなく、講義の教授陣もやりづらいに違いありません。
東京校でちょうど代わりになる講義がない
入学時期のズレによりこのようなこと発生することは間違いないのですが、問題は、入学1年目は自らの専門コースの講義以外は「Essentials」という入門者向け講義の受講しかできないことです。
そのため、名古屋本校のTAP(会計ファイナンス研究科)の講義を選択することになり、それが今回の「Risk Management」でした。
もちろん、この期間の講義を受講せずに休むという選択もありましたが、少しでも早く単位を取れるように行動したいと考え、名古屋行きを決意しました。
Risk Management
リスクマネジメントの講義は、名古屋商科大学大学院が日本FP協会から認定を受けた「CFP認定大学院」としてのCFP認定科目の一つです。
名古屋本校のみの制度で、私は活用していませんが、日本FP協会に登録した上で、所定科目の講義を履修して卒業すると、AFPへの登録が認められ、CFP受験資格を得られる仕組みになっています。
まさにファイナンシャルプランナーが行うべき、リスクマネジメントについてケースをもとに学びます。
教科書も日本FP協会の「リスクマネジメント」のテキストを使用します。
講義計画は次の通りです。
1st Weekend
1日目/1st day
・ (リスクマネジメント本質と保険の役割)
・ 個人にかかわる、生命保険、損害保険、賠償保険等の仕組みと、法人対象の保険。さらには、保険業法について調査しディスカッションを行うことで、知識を深める。さらに、それらに関係する税制に関しても、その議論に加え、理解を深める。
2日目/2nd day
(リスクマネジメントの手法)
・ リスクの本質を確認し、企業におけるリスクマネジメントの全体像の把握を行なう。
・ リスクの評価について学び、身近なリスクの評価を行なう。
2nd Weekend
3日目/3rd day
(リスクマネジメントの手法の活用)
・ 自分たちで事例を設定し、そこに潜むリスク要因を洗い出してリスクコントロール手法を探究し、グループディスカッションの手法を用いて深く考察し、理解を深める。
・ また、その手法で補いきれないリスクについても考える。
4日目/4th day
(コンサルティングの実践能力の醸成)
・ 過去3日間の、リスクマネジメントについての講義で得たものを、MBAないしはCFPとして、企業に対するリスク分析をし、その回避方法を提案する。
・ 他の人のプレゼンを聞いて、自身の意をフィードバックシートに記入することで、理解を深める。
※講義内容は、進行度合いにより適宜調整する。また、社会情勢の変化を適宜盛り込む。
この他、講義中にレジュメを配布し、判例研究を主体としたケースメソッドにより講義が進む旨が書かれており、事前に課題が配布される今までの講義とは少し勝手が異なるようです。
また課題として事前配布されたのは「スカイマークの破綻事例」でこのケースをもとに、企業のリスクマネジメントについて学ぶことになっています。
まとめ
名古屋本校で受講することもあるとは思っていましたが、予想よりも早い名古屋行きとなりました。
この他にも、名古屋・東京合同講義などが名古屋本校で行われることから、東京校だけで講義を完結させることはできません。
今回の講義は絶対に行かなければならないものではありませんが、東京校への入学をご検討されている方には、こういうことがあることもお伝えしておきたいと思います。