今年の社会人大学院生活を振り返って(前期分)
この週末は、久々に社会人大学院での講義がまったくない3連休でした。
連休中、年賀状印刷に苦心するなどアクシデントもありましたが、社会人大学院で評価を競って講義を受講する苦労に比べれば、何のことはありません。
大学院選びから
一昨年前の時点で、消費税法に合格していれば、進学するつもりであったことから、準備は進めていました。
結果として一昨年は不合格であったことから、社会人大学院への入学は見送りました。
これは、社会人大学院と税理士試験受験に加え、平日働くという生活のすべてをそつなくクリアすることは難しいと考えていたからです。
しかし、昨年は何とか税理士試験「消費税法」に科目合格できました。
これで、税理士試験に3科目合格できたことから、税理士登録までは残り2科目となりました。
あとは、社会人大学院に進学し、修士論文による税法の2科目免除を得られれば、税理士登録が可能になります。
ここまでくれば、税理士登録は射程圏内に入ったと考えることにしました。
そして、次に問題になるのは資格取得後の自分の将来像だと考えていました。
単純に資格だけ取得しても十分な経験や知識がなければ、自信を持って税務に取り組むことはできません(この「十分」という判断が最も難しいところなのですが。。。)
幸いなことに今の税理士法人で勤務できたことで、勤務経験と一通りの業務経験も積ませ頂くことができ、税理士登録そのものに必要な要件のクリアにはメドが立ちました。
ただ、所得税法も法人税法も科目合格せずに税理士業務を行うことには懸念がありました。
そこで、修士論文による税法免除だけではなく、実務に直結した知識やノウハウを学ぶことができる大学院に入学したいと考え、この春から名古屋商科大学大学院に入学しました。
週末大学院
ゼミを除き、ほとんどの講義を週末受講だけで卒業できる大学院は、おそらく全国にこの名古屋商科大学大学院だけのはずです。
最新の経営学も学べるMBAもプラスアルファの要素としての魅力がありますが、私に限らず、税法免除を目指す人にとって最も重要なことは、修士論文による税法免除が確実に取得できるかどうかです。
仕事が忙しい人では、平日早い時間に講義受講することは難しいはずです
そのため、おおむね隔週ペースでゼミはありますが、週末の受講のみで卒業できることもこの大学院の卒業へのハードルを下げています。
ただし、この大学院、国際認証のMBAを取得できることと引き換えに、受講生の3割が単位を落とし、7割しか単位が取得できないというハードな大学院です。
したがって、税法免除のみを目的とする方にはお勧めできません。
もし、忙しくてもこの大学院への入学が必要と考えられる方は、長期履修(3〜4年で卒業)を視野に入れてご検討ください。
けっこう、そういう方もいらっしゃいます。
春から夏までの講義
私はこの春から入学し、東京校に通学しましたが、次のような講義を受講しました。
基本、半期で最大8つ、2週末、または3連休で、2単位取得できる講義を受講できます。
春期は、税法系講義を5つ、会計系講義を2つ、FP系講義を1つの計8つを受講し、なんとか単位は落とさずにクリアできました。
私はたまたま単位を落とさずにクリアできましたが、おおむね新入生はこの半年の講義で単位を落とすそうです。
これは、この半年間、半期先に入学した先輩方と一緒に受講することにより、慣れない新入生の多くが遅れをとるからです。
また、この大学院ではプレゼンテーションの能力の高さが重要視されています。
これは税務に詳しいことだけではなく、相手に伝える能力も重要視しているからです。
税務に詳しかったとしても、人前での発言に強い方はそれほど多くはないのでないでしょうか?
ただ、逆にいえば、ここで単位を落とさずに食いつけると、私が現在目指している早期修了要件をクリアできる可能性が出てきます。
同期には私の他にも、もう二人早期修了を目指すことができそうな人がいます。
もっといえば、過去、卒業された先輩の中に、早期修了した上に、MBAも取得したツワモノがいらっしゃるそうです。
まとめ
長くなりましたので、秋期の講義などについては、また改めて記事化します。
なお、来春入学を検討されている方がいらっしゃいましたら、ただいま質問を受け付けていますので、お問い合わせより、ご連絡ください。