個人別CPD実績管理表をメール提出しました
先日(2016.3.30)、入会しました(一社)神奈川県マンション管理士会事務局より、個人別CPD実績管理表のメール提出依頼がありました。
4半期ごとに事務局提出することになっており、私の実績は3月分のみとなってしまいますが、管理士会のホームページよりダウンロードできるExcelファイルに実績を入力し、メール送信しました。
このCPD制度があること自体は以前の記事でも話題にしていますが、もう少し解説したいと思います。
CPDとは
管理士会の「CPD制度」の説明資料では次の通りとなっています。
「プロフェショナルに必要な継続的研鑽」のことであり、Continuing Professional Developmentの略称です。マンション管理士等の国家資格者、専門職能者が、その専門的な知識、能力、技能及び職業倫理等について、継続的な学習及び研修受講等を行い、並びに実務経験等を積み増しすることなどにより、その更なる開発及び向上を図ることを意味しています。
全く同じではありませんが、他の士業では、建築士・技術士が同様の制度を行っています。
おそらく神奈川県マンション管理士会独自の制度
ざっとネット検索してみましたが、類似の制度が他の管理士会では見当たりません。
法定ではありませんので、おそらく神奈川県マンション管理士会独自の制度です。
管理会ホームページにある会員用資料集内の資料を見ると2006年ごろから運用を開始し、翌年には運用がうまくいかず停滞状態に陥っています。
その後、2010年から見直し検討が始まり、2012年に新CPD制度が試行されています。
次に、昨年(2015年)4月に行われたマンション管理士会の組織再編により、再編後の制度検討が始まり、同年8月から現行の「個人別CPD制度」の運用が開始されています。
今月はこのような状況でした
活動カテゴリーとして、「研修セミナー受講等研鑽」、「助言体験」、「管理士実業体験」、「団体運営等体験」の4つがあります。
研修セミナー受講等研鑽
次の4つを実績として計上しています。
今月は、この他にも次の2つの見学会&講演会にも出席していますが、マンション管理士としての研修とまでは言えないので、こちらには計上していません。
助言体験
行政などで行なわれている無料相談員としての助言のことです。
今月の実績は0です。
また、私は今月管理士会に参加したばかりの上、来年度の相談員スケジュールも決まっていることから当分体験することはなさそうです。
管理士実業体験
研修ではなく、有償契約にておこなっている実務のことです。
私はすでに『活躍できるマンション管理士養成塾』への参加を通じて、(一社)マンション管理相談センターのメンバーとして参加しており、その流れの中、横浜市内の管理組合の顧問業務を代表の馬渕裕嘉志先生と連名で契約し、管理の見直しを行っています。
今月はその管理組合にて管理見直し委員会の会合があり、顧問として臨席し、提案・アドバイスなどを行いました。
団体運営等体験
こちらは管理士会業務のことです。
管理士会業務への参加も実績として評価されます。
そして例会出席なども実績としてカウントされることから、今月は所属支部である湘南支部の例会に参加しましたので、その実績を計上しています。
まとめ
運用の実態としてはなかなか厳しいところがあるのかもしれませんが、とても立派な制度だと思います。
私は積極的に運用してもらいたいと考えますし、活用したいとも考えます。
ただ残念ながら、個人的には、今月は研修などにかなり出席できましたが、来月から大学院が始まってしまいます。
一応、すでに申し込んでしまった「マンション管理規約改正」に関する管理士会のセミナーには出席予定としていますが、それ以外での実績は、しばらくは顧問業務による実業体験のみになってしまいそうです。